急な体調不良や駐車場が無い飲食店へ行く時に、コンビニで1時間くらいなら無断駐車をしてもバレないと思っていませんか?
結論から言うと、コンビニでの無断駐車はバレるばかりか、最悪の場合警察に通報され罰金を取られたりレッカーを手配される可能性もあります。
本記事では、コンビニで無断駐車がバレるポイントとコンビニに長時間駐車をする場合の許可の取り方、通報されて警察から電話が来た時の対処法をご紹介していきます。
目次
コンビニへの無断駐車はバレない?何時間駐車したらバレるかやバレる理由を解説
コンビニへの無断駐車はバレないと思うかもしれませんが、コンビニには高性能な防犯カメラが設置されていて、オーナーもしっかりと長時間駐車を監視しているのでバレる可能性は高いです。
1時間の駐車でもバレる上、何時間も無断駐車をしていたらレッカーを手配される可能性もあるので、無断駐車は15分以内を心掛けることをおすすめします。
コンビニへの無断駐車がバレる理由と何時間駐車したらバレるのかを把握して、罰金や民事裁判などのトラブルにならないようにしてください。
1時間以上を超える無断駐車はバレる!コンビニへの駐車は15分以内を心掛ける
1時間を超えるようなコンビニへの無断駐車は確実にバレるため、警察への通報やレッカー手配などのトラブルを避けるためにも、コンビニへの駐車は15分以内を心掛けるようにしましょう。
15分の理由は、コンビニのオーナーの中には無断駐車に対して厳しい目を持っている人もいるので、30分の無断駐車でも警察に通報したり罰金の対応を求める場合があるからです。
コンビニの駐車場が空いていたとしても無断駐車はバレるので、通報されないためにも買い物を終えたらすぐに移動することをおすすめします。
コンビニへの無断駐車がバレる理由①:高性能な防犯カメラが設置されている
コンビニへの無断駐車がバレる1つ目の理由は、高性能な防犯カメラが10台以上も設置されているからです。
コンビニに設置されている防犯カメラはかなり高性能で画質が良く、手元まではっきりと見えるズーム機能や角度調整機能まであるので、広範囲で駐車場を見渡すことができます。
駐車場に無断駐車をしている車や不審な車などあれば、コンビニ側は簡単に車種やナンバーを控えることができます。
コンビニへの無断駐車がバレる理由②:オーナーが監視している可能性が高い
コンビニへの無断駐車がバレる2つ目の理由は、コンビニのオーナーが監視している可能性が高いからです。
コンビニのオーナーは長時間の無断駐車や万引きなどのトラブルを防ぐため、事務所内に防犯カメラの映像がよく見える大きなモニターを設置しています。
コンビニのオーナーは少しの変化や違和感にも敏感で、店内に4人しかお客さんがいないにもかかわらず10台分の駐車場が全て使われている場合など、簡単に無断駐車に気付くでしょう。
コンビニへの無断駐車を通報された場合や警察から電話が来た時の対処法をご紹介
コンビニへの無断駐車を通報された場合や警察から電話が来た時は、法律を基に適切に対処することが大切です。
通報したという内容の貼り紙や警察からの電話を無視すると、コンビニを出禁になったり民事裁判で数年の懲役や数十万円の罰金を請求されたり、社会的信用を失う可能性が高いです。
トラブルを防ぐためにも、コンビニへの無断駐車を通報された場合や警察から電話が来た時の対処法をご紹介していきます。
コンビニへの無断駐車が通報された場合もいきなり罰則を受けることにはならない
コンビニへの無断駐車を警察に通報されても、私有地である駐車場内では道路交通法が適用されないため、いきなり罰則を受けることにはなりません。
つまり、コンビニの駐車場内は公道でのトラブルに当たらないため、警察は取り締まることができないということです。
もし警察に通報された場合は「道路交通法上で取り締まることができないため、罰則はないはずだ」と説明できるようにしておきましょう。
コンビニへの無断駐車が通報された場合の対処法①:コンビニオーナーに謝罪する
コンビニへの無断駐車が通報された場合の対処法1つ目は、コンビニのオーナーに謝罪をすることです。
警察は無断駐車を取り締まることができませんが、コンビニへの無断駐車は民法709条による「自分の意思で他人の権利や利益を侵害した」という不法行為になるため民事裁判で損害賠償を請求されることがあります。
民事裁判や罰金を防ぐためにも、コンビニのオーナーと話し合いきちんと謝罪をすることが大切です。
第190条【悪意の占有者による果実の返還等】
① 悪意の占有者は、果実を返還し、かつ、既に消費し、過失によって損傷し、又は収取を怠った果実の代価を償還する義務を負う。
② 前項の規定は、暴行若しくは強迫又は隠匿によって占有をしている者について準用する。
出典:資格★合格クレアール
刑法第130条(住居侵入等)
正当な理由がないのに,人の住居若しくは人の看守する邸宅,建造物若しくは艦船に侵入し,又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は,三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
出典:渋谷青山刑事法律事務所
コンビニへの無断駐車が通報された場合の対処法②:コンビニに駐車料金を支払う
コンビニへの無断駐車が通報された場合の対処法2つ目は、コンビニに駐車料金を支払うことです。
コンビニのオーナーに断ることなく長時間駐車をしてしまった場合は、マナーとして停めた時間分の駐車料金を支払うことをおすすめします。
反対にコンビニのオーナーから高額の罰金を請求された場合は、不当な値段の可能性もあるので周辺の駐車料金の相場を確認の上、話し合いをするようにしてください。
悪質な無断駐車や常習的な無断駐車では損害賠償金や罰金を支払う可能性もある
悪質な無断駐車や常習的な無断駐車の場合は、バレるとコンビニから損害賠償を請求されたり警察から罰則を受けたりする可能性があります。
利用者が多い時間帯に無断駐車をすれば営業妨害となるほか、状況次第では刑法130条の住居侵入罪に該当して違法となり警察からの取り締まりの対象にもなるでしょう。
レッカーを手配された上に代金の請求までされるという可能性もあるので、不必要な無断駐車は避けて買い物を終えたらすぐに移動することをおすすめします。
コンビニから長時間駐車の許可をもらう3つのポイントをご紹介
何時間もの無断駐車はバレるため罰金などのトラブルになる可能性がありますが、きちんとコンビニから許可をもらえば長時間駐車が可能になることがあります。
急な体調不良などやむを得ない事情もあると思うので、マナーをしっかりと守ってお願いすればコンビニのオーナーから駐車許可をもらうことも可能でしょう。
日頃は短時間の駐車に留めることを前提に、やむを得ない場合にどのようにお願いすればコンビニから長時間駐車の許可をもらえるのか、3つのポイントをご紹介します。
- 大きな買い物をする
- 緊急性を説明する
- 撤退時間を知らせる
コンビニから長時間駐車の許可をもらうポイント①:大きな買い物をする
コンビニから長時間駐車の許可をもらうポイント1つ目は、大きな買い物をすることです。
2リットルのペットボトルや大袋のポテチなど買い物袋をいっぱいにするような買い物をすれば、コンビニのオーナー「たくさん買い物をしてくれたお客さん」という印象を与えることができます。
無断駐車がバレないということはありませんが、上客に厳しく注意することはためらわれるはずなので、双方が不利益を感じない程度に大きな買い物をすると良いでしょう。
コンビニから長時間駐車の許可をもらうポイント②:緊急性を説明する
コンビニから長時間駐車の許可をもらうポイント2つ目は、体調不良や睡眠不足などの緊急性をコンビニに説明することです。
長時間の運転で疲れて事故を起こしそうだったり、急な腹痛やめまいがして休憩が必要なことを訴えれば、コンビニのオーナーも断るのは難しくなります。
ただし、バレないと嘘をついて長時間駐車をすることは悪質ですので、体調不良などの緊急時だけ駐車場を借りるようにしてください。
コンビニから長時間駐車の許可をもらうポイント③:撤退時間を知らせる
コンビニから長時間駐車の許可をもらうポイント3つ目は、コンビニのオーナーに撤退時間を事前に知らせておくことです。
車を撤退する時間を事前に知らせておけば、混んでいない時間などコンビニのオーナーも駐車場を貸してくれる場合があります。
コンビニの駐車場に停めさせてほしい理由と一緒に「30分だけ車を置かせてくれませんか」「1時間で撤退するので」と具体的な撤退時間も伝えるようにしましょう。
コンビニへの無断駐車に関する3つのQ&Aをご紹介
このトピックでは、普段から自動車で出かけることが多い方に向けて、コンビニへの無断駐車に関する3つのQ&Aをご紹介します。
都市部のコンビニではバレるかもしれないけど、田舎の広い駐車場があるコンビニなら無断駐車がバレないのではないか?など気になる疑問に回答していきます。
また、無断駐車でレッカーされる可能性や無断駐車によってコンビニが受ける損失についても解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
- 無断駐車でレッカーされる可能性は?
- 無断駐車でコンビニが受ける損失は?
- 田舎のコンビニならバレない?
コンビニへの無断駐車に関するQ&A①:無断駐車でレッカーされる可能性は?
コンビニへの無断駐車に関するQ&A1つ目は「無断駐車でレッカーされる可能性は?」です。
結論から言うと、駐車場(私有地)内であれば道路交通法違反によるレッカー移動はありませんが、コンビニが私的にレッカー移動を依頼することがあります。
その場合はコンビニからレッカー費用を請求される可能性が高いので、レッカーが理不尽だと感じたらコンビニオーナーとの話し合いが必要になるでしょう。
コンビニへの無断駐車に関するQ&A②:無断駐車でコンビニが受ける損失は?
コンビニへの無断駐車に関するQ&A2つ目は「無断駐車でコンビニが受ける損失は?」です。
コンビニの平均客単価を600円、1時間あたりの来客数を12人とすると、1時間あたりのコンビニの損失は600円×12人=7,200円にもなります。
また、コンビニのある地域や駐車場を利用する時間帯によっては倍以上の損失を与えることになるので、業務妨害とならないように十分な配慮が必要です。
コンビニへの無断駐車に関するQ&A③:田舎のコンビニならバレない?
コンビニへの無断駐車に関するQ&A3つ目は「田舎のコンビニならバレない?」です。
田舎にある駐車場が広いコンビニなら無断駐車がバレないということはなく、看板などでの警告はなしに無断駐車を厳しく取り締まっているコンビニもあります。
中には貼り紙やテープで車がベタベタにされたというケースもあるため、コンビニのある地域が田舎であっても長時間駐車は控えるようにしましょう。
コンビニに無断駐車したらバレるかバレないかの解説および通報された場合の対処法まとめ
本記事では、コンビニで無断駐車をしたらバレるかバレないかの解説や通報されて警察から電話が来た時の対処法、長時間駐車の許可の取り方についてご紹介しました。
コンビニだからバレないと思って無断駐車をすると、レッカー移動・多額の罰金・民事裁判などのトラブルに繋がることがあります。
コンビニは普段からよく利用する場所であるだけに、不本意なトラブルを起こさないよう、本記事の内容やマナーをしっかりと把握しておくことをおすすめします。