サントリーが販売しているエナジードリンク「ZONe(ゾーン)」の効果がヤバいという噂がありますが、ヤバいと言われる理由はどこにあるのでしょうか?
結論を言うと、ZONeは1本あたりの内容量に対してのカフェイン量が多いため、カフェインの効果が良くも悪くもヤバいと言われています。
本記事ではZONeの商品ラインナップのほか、他のエナジードリンクやコーヒーとのカフェイン量の比較、良い効果・悪い効果を詳しく解説しています。
よくコンビニで見かけるZONeですが、何がヤバいのかを知りたい方はぜひ本記事をご覧ください!
目次
ZONe全20種類の1本あたりのカフェイン量や効果がヤバい理由をご紹介
ZONeは2020年5月に正式発売され、そこから約2ヶ月毎のペースで新商品を発売中で注目を集めるエナジードリンクです。
現在の「ZONe Ver.3.0.0.」のバージョンアップ前は「ZONe Ver2.2.0 type–T」という名称でしたが、香り立ちやパッケージなどが変更されています。
紅茶タイプの「HAPPPPPY TEA」といった種類も登場し、現在では全23種類が商品がラインアップされているのでぜひチェックしてみてください。
ZONeの1本あたりのカフェイン量は75mg~150mg
ZONeの1本あたりのカフェイン量は75mg~150mgと多岐に渡ります。
フレーバー付きのZONeのカフェイン量は75mgがほとんどですが、中にはカフェイン量が100mgの種類もあり、オーソドックスなタイプのHYPER ZONeには150mgが含まれています。
下記にてZONe全種類の商品名・カフェイン量・内容量を一覧にまとめているので、カフェイン量が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
ZONe全種類の商品名・カフェイン量・内容量一覧
ZONe全種類の商品詳細はコチラ
商品名 | カフェイン量 | 内容量 |
---|---|---|
HYPER ZONe | 150mg | 400ml |
Ver.3.0.0 | 150mg | 500ml |
HAPPPPPY TEA | 75mg | 500ml |
Big Luck | 75mg | 500ml |
Utopia Ver.1.1.8 | 75mg | 500ml |
DEEP DIVE Ver.1.0.920 | 75mg | 500ml |
QUICK BOOST Ver.1.0.0 | 75mg | 240ml |
QUICK BOOST Utopia | 75mg | 240ml |
REVENGE | 75mg | 500ml |
Unlimited ZERO Ver.1.0.0 | 100mg | 500ml |
Endless Night Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
ENERGY GEAR Ver.1.0.0 | 75mg | 180g |
ENERGY GEAR Utopia Ver.1.0.0 | 75mg | 180g |
ENERGY GEAR MIRACLE GRAPE Ver.1.0.0 | 75mg | 180g |
BLOOD Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
TOUGHNESS Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
COLD SLEEP Ver.-1.9.6 | 75mg | 500ml |
INVISIBLE SNIPER Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
Infinity Gate Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
Graffiti holic Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
Trance Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
mad_hacker Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
Firewall Ver.1.0.0 | 75mg | 500ml |
ZONeは100mlあたりのカフェイン量がエナジードリンクの中でトップクラスに多い
エナジードリンクの中でも、モンスターエナジー(355ml)の100mlあたりのカフェイン量が40mgと最も多いことから、ZONeは2番目に多いカフェイン量となっています。
HYPER ZONe(400ml)はエナジードリンクの中では100mlあたりのカフェイン量がトップクラスで多く、37.5mgのカフェイン量が含まれています。
カフェイン量はもちろんですが、内容量もエナジードリンクの中では多いため、たくさん量を飲みたいという方にもZONeはおすすめといえるでしょう。
ZONe・レッドブル・モンスターエナジーのカフェイン量の比較
商品名 | 100mlあたりのカフェイン量 | 内容量 |
---|---|---|
HYPER ZONe | 37.5mg | 400ml |
レッドブル | 32mg | 250ml |
モンスターエナジー | 40mg | 355ml |
ZONeの100mlあたりのカフェイン量はコーヒーより少ない
ZONeの100mlとコーヒーを比べると、意外にもカフェイン量はコーヒーの方が多いことをご存知でしょうか。
例えばボス贅沢微糖を例とした場合、ボス贅沢微糖100mlあたりに含まれるカフェイン量は50mgですが、ZONe(500ml)に含まれるカフェイン量は30mgと少ないです。
エナジードリンクと聞くだけでカフェイン量がダントツで多い印象を持たれるかと思いますが、案外少ないことが分かります。
眠気覚ましにカフェインを摂りたいけどコーヒーが苦手という方は、1本の内容量が多くソフトドリンク感覚で飲めるZONeの方が、結果的にコーヒー以上のカフェインの効果が得られるでしょう。
ZONeのカフェイン量はヤバい?ZONeの飲用上限やカフェイン中毒について解説
ここまでご紹介したように、ZONeはエナジードリンクの中でもトップクラスでヤバいカフェイン量が含まれていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
ただし、カフェイン量が多くカフェイン中毒になるなどのヤバい症状が出ることが考えられるため、ZONeには飲用上限が設けられています。
ここではZONeの飲用上限やカフェイン中毒になる可能性について解説していきますので、エナジードリンクを習慣的に飲んでいる方や初めて飲む方はぜひ参考にしてみてください。
ZONeはカフェイン量が多いので飲用上限は1日2本までとされている
18歳以上の方の場合はZONeの飲用上限を1日2本までとされており、17歳以下で体重が50kgの方は1本まで、50kg未満の方はお控えくださいといった内容が明記されています。
この点から、若くて細身の方はカフェイン摂取量が多いと健康被害のリスクが高まるということが読み取れるのではないでしょうか。
また、18歳以上の方も1日2本以上飲むとカフェイン中毒になる可能性が高くなるため、同じく注意が必要です。
さらに小学生以下のお子さんや、妊婦さんに授乳中の方など、カフェインに敏感な方がエナジードリンクを飲むことは避けるべきでしょう。
ZONeの飲用間隔は1本ごとに6時間以上空けることが推奨されている
HYPER ZONe,Ver3.0.0 ZONeには、1本ごとに6時間以上の飲用間隔を空けることが推奨されています。
「6時間」という数字に明確な根拠がある訳ではありませんが、短時間で多くのカフェイン量を摂取するとカフェイン中毒になる危険性が高まる、ということが読み取れます。
ZONeに入っているカフェインの効果時間に個人差はあるものの、平均的な効果時間は4時間程度となっており、効果を最大限に発揮するためには6時間以上の間隔を空けて飲むことが推奨されています。
エナジードリンクがお好きな方ではない限り短時間で一気に飲むことは少ないとは思いますが、健康を損なわない為にも飲用間隔はしっかり守るべきです。
ZONeでカフェインを過剰摂取するとカフェイン中毒になる危険がある
コーヒーを1日に沢山飲んでしまったことで夜眠れなかったり、心臓の鼓動がいつも以上に早く感じたりするといった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
カフェイン量が多く含まれるZONeについても、過剰摂取することでカフェイン中毒になる危険性が高まるため、ZONeを飲む際には飲む量・間隔に気を付けなければいけません。
カフェイン中毒は短時間で多量のカフェインを摂取した場合に起こる症状ですが、具体的な症状には不眠症の症状や激しい動悸・強い不安感が現れることもあります。
これらの症状は時間の経過により収まる場合もありますが、最悪の場合通院しながら治療をしないといけなくなるケースもあるので、十分に気をつけましょう。
ZONeでカフェインを摂取することで得られる効果について解説
ここまでZONeの飲用制限やカフェイン中毒について解説しましたが、ZONeは適切な量やタイミングを意識して飲むことで効果を最大限に得ることができます。
ここでは、ZONeでカフェインを摂取することで得られる3つの効果について解説するので、ZONeを飲むことで得られる効果についてもしっかりと把握しておきましょう。
ZONeにはパフォーマンスの向上といった大きなメリットもありますので、エナジードリンクを日常生活の最強の相棒にするためにも、ぜひ参考にしてみてください!
- 眠気が抑制される
- 集中力が向上する
- 気分が高まる
ZONeでカフェインを摂ることで得られる効果①:眠気が抑制される
カフェインに眠気の抑制に効果があることをご存知の方も多いでしょう。
ZONeには覚醒作用があるカフェインが多く含まれているため、仕事中や運転中などの眠くなったタイミングでZONeを飲むことで眠気を抑制することができます。
絶対に寝てはいけない重要な会議や、早起きして長距離を運転する必要がある方などは、ZONeを飲むことで眠気覚ましになるでしょう。
ZONeでカフェインを摂ることで得られる効果②:集中力が向上する
ZONeでカフェインを摂ることによって、眠気覚まし以外に集中力を向上させる効果も期待できます。
カフェインには交感神経を活発化させる働きがあるため、興奮状態となることで運動や勉強する際に疲れを感じにくくなるでしょう。
集中力を発揮したいここぞという時にZONeを飲んでみてはいかがでしょうか。
ZONeでカフェインを摂ることで得られる効果③:気分が高まる
ZONeで摂取したカフェインが体内に吸収されることで、大脳皮質や交感神経が刺激されて疲れを感じにくくなる効果が期待できます。
ちょっと作業でやる気が出ない時や、嫌なことがあってリフレッシュしたい時などにZONeを飲むと、気分を好転することができるかもしれません。
なかなか気分が乗らない時に、ZONeを飲んで気分を高めてみてはいかがでしょうか。
ZONeでカフェインを摂取した場合に起こりうる体に悪い効果を解説
ZONeでカフェインを摂ることで得られる良い効果について解説してきました。
眠気が抑制されて気分が高まり集中力も上がることが期待できるZONeは、メリットが非常に多いように見えます。
しかしエナジードリンクには良い効果だけでなく悪い効果もあり、先ほど解説したカフェイン中毒の症状などには注意する必要があるでしょう。
ここではZONeでカフェインを摂取した場合に起こりうる体に悪い効果を3点解説しますので、ZONeを購入する際の判断材料としてみてください。
- 睡眠の質の低下
- 血圧の上昇
- 精神的ストレス
ZONeのカフェインで起こりうる体に悪い効果①:睡眠の質の低下
ZONeのカフェインには眠気抑制のメリットがあると解説した反面、睡眠の質が低下するといった悪い効果も存在します。
特にご注意頂きたいのが、睡眠前にカフェインを摂取したことで夜中に深い睡眠を取ることができずに、朝起きたら寝不足になっていたというケースです。
カフェイン中毒の方の場合は、寝る前にも摂取したくなる可能性が出てくるので注意しましょう。
カフェインを夜に習慣的に摂取していて毎日寝不足だと感じている方は、カフェインによる睡眠の質の低下が起こっており、最悪の場合不眠症になることもあるので注意が必要です。
ZONeのカフェインで起こりうる体に悪い効果②:血圧の上昇
カフェインの摂取によって血中のアドレナリン濃度が増すことで、一時的に血圧が上昇するといった可能性も存在します。
しかし、カフェインを習慣的に摂取することで直接的に高血圧になるとは考えにくく、習慣的にカフェインを摂取するとカフェインへの耐性ができることもあるようです。
中には血圧が降下する場合もあるなどの意見もあり、専門家の中でも意見が分かれています。
さまざまな意見がありますがどの意見が正しいかは断言はできず、体への影響にも個人差があるので、既に高血圧で通院されている方はカフェインの摂取を控えたほうが無難でしょう。
ZONeのカフェインで起こりうる体に悪い効果③:精神的ストレス
過度なカフェインの摂取は、精神的なストレスになる可能性があることが分かっています。
カフェインには「コルチゾール」というストレスホルモンの分泌を促す働きがあり、過剰に分泌されるとストレス状態に陥る可能性があるでしょう。
また、カフェインを過度に摂取すると心拍数が上がり、何も緊張する場面でもないのに焦燥感や不安感を感じるという方も多いので、カフェインの摂取には十分な注意が必要です。
ZONeのカフェイン量や効果に関するよくある質問・疑問を解決
ここまで、ZONeのカフェインで起こりうる体に良い効果と悪い効果について解説しました。
最後にZONeのカフェイン量や効果に関してのよくある質問や、疑問に対する回答をまとめました。
Q&Aをしっかり確認することでカフェイン量を多く含むZONeを摂取するために正しい知識を身につけて、正しい付き合い方をしていきましょう。
- 飲むタイミングは?
- 効果の持続時間は?
- カフェインの致死量は?
ZONeのカフェイン量や効果に関する質問・疑問①:飲むタイミングは?
ZONeはどのタイミングで飲むのが最も効果を発揮するのか飲むタイミングが気になりますが、仕事や勉強の時や大事な勝負所など、集中力が欲しい時に飲むのが理想的です。
特におすすめなのが仕事の昼休み中に昼寝をする前にZONeを飲むことで、その後に昼寝をすれば30分後にすっきり目覚めることができるでしょう。
昼食後の仕事は憂鬱になってしまう方も多いと思いますが、午後の仕事に入る前にZONeのカフェインを摂取することが飲むタイミングとしては最適でしょう。
ZONeのカフェイン量や効果に関する質問・疑問②:効果の持続時間は?
カフェインの効果は個人差がありますが、一般的には摂取してから平均で約4時間ほど持続すると言われています。
カフェインを摂取してから3時間後が最も大きく効果を発揮するタイミングです。
健康な人だともっと早く効果が切れたり、肝機能が衰えている高齢者の方は5時間ほど効果が持続すると考えられます。
いずれにせよ、効果の持続時間には個人のカフェイン代謝能力によるもの大きく影響しているため、個人差があることは覚えておいた方が良いでしょう。
ZONeのカフェイン量や効果に関する質問・疑問③:カフェインの致死量は?
カフェインの代謝能力には個人差があるため一概に明確な致死量がある訳ではありませんが、一般的には5,000mg〜10,000mg程度のカフェインを摂取したら危険だと言われています。
つまり、ZONeの500mlを33本以上飲むと死に至るケースも出てくる計算となりますが、あまり現実的な数字とは言えないでしょう。
2015年に20代男性がカフェインの過剰摂取で死亡したニュースが話題となり、このニュースでカフェイン中毒への注目度や致死量を調べる消費者も一気に増えました。
エナジードリンクの摂取のみが死因に影響した訳ではありませんが、カフェインの摂取量に気を配るに越したことはありません。
ZONe1本あたりのカフェイン量や効果がヤバい理由・注意点の解説まとめ
ZONeには良い意味でも悪い意味でも効果がヤバい理由や注意点があることについて解説してきましたが、お分かり頂けたでしょうか。
ZONeはエナジードリンクの中では500mlと内容量が多く1本あたりのカフェイン量が多いため、一気にたくさんのカフェインを摂取したいという方のほか、喉が乾いたついでにカフェインをも摂取したいという方にもおすすめです。
ただし、ZONeには飲用上限や間隔を空けて飲む必要があるので、飲む時は注意点を守るようにしましょう。
また、ZONeに限らずカフェインを含むエナジードリンクすべてに言えることですが、メリットやデメリットを理解した上で活用することをおすすめします。