コンビニで落とし物をしたりトラブルに巻き込まれるなどして「防犯カメラの映像を確認したい」を思った経験はありませんか?
結論から言うと、コンビニの防犯カメラ映像の保存期間は1週間から1ヶ月以内で、基本的に個人が確認のために防犯カメラ映像を見ることはできません。
本記事では、コンビニの防犯カメラの保存期間や、映像を見せてもらうことが可能かどうかを解説します。
また、防犯カメラが設置されている場所や、コンビニが防犯カメラを設置している理由など豆知識も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
コンビニに設置されている防犯カメラの保存期間がいつまでか解説
コンビニ内でトラブルに遭って映像を確認したい場合、そのデータの保存期間がいつまでなのか知りたい方も多いでしょう。
まずは、コンビニに設置されている防犯カメラを見せてもらう上で重要な映像データの保存期間について解説します。
コンビニに設置されている防犯カメラの保存期間は1週間から1ヶ月程度
コンビニに設置されている防犯カメラのデータ保存期間はおよそ1週間~1ヶ月程度と言われています。
しかし、店舗によって設置している防犯カメラの容量や記録映像の保管期限などは違うので、あくまで参考程度で考えておきましょう。
また、現在は防犯カメラ映像を上書き保存していくタイプが主流なので、防犯カメラ映像を確認したい時はなるべく早めに店舗に問い合わせをしてください。
設置されている防犯カメラによって保存期間は異なる
防犯カメラで鮮明な映像だけでなく音声も保存している高品質な映像であればデータ容量も大きくなるので、保存期間は短くなる傾向にあります。
防犯カメラ映像の保存期間が長くなるほど目当ての映像を探し出すのが困難になるといった問題も起こりやすくなるでしょう。
時間が経過するほど確認したい映像が消えている可能性が高まるので、確認したい場合は早めに相談しておく必要があるでしょう。
コンビニの防犯カメラの映像は見せてもらうことはできる?
コンビニの防犯カメラの映像を確認したい時は、店員さんに声を掛けたら見せてもらうことができるのか気になるところです。
次に「コンビニの防犯カメラの映像は見せてもらうことは可能なのか」「見せてもらうには何が必要なのか」を解説します。
基本的にコンビニの防犯カメラ映像を見せてもらうことはできない
コンビニ店員に「映像を確認したい」とお願いしても、基本的にコンビニの防犯カメラ映像を見せてもらうことはできません。
防犯カメラ映像はプライバシー保護の観点で映像を一般に開示できないようになっているからです。
映像を確認したいようなトラブルが発生した場合は、まずは警察に相談してから見せてもらいましょう。
コンビニの防犯カメラを見せてもらうには警察の開示依頼書が必要
コンビニの防犯カメラの映像を見せてもらうには警察の「開示依頼書」が必要になります。
ただしコンビニ側に映像を見せる義務はないため、開示依頼書があるからといって必ずしも確認させてもらえるとは限りません。
コンビニ側が映像の開示を拒否した場合、裁判所で強制開示の審判が必要になり時間がかかってしまうので、保存期間を過ぎてしまう可能性があります。
コンビニの責任者に防犯カメラ映像を確認してもらうことはできる
お客さんから依頼を受けて責任者が防犯カメラの映像を確認すること自体は問題ないため、自分が確認したい日時の映像を代わりに見てもらうことは可能です。
防犯カメラの巻き戻しなどの操作にはパスワードが設定されており、店長やオーナーなど一部の人しか操作できない仕組みになっています。
あなたが店舗のオーナーに事情を説明し、映像確認の必要性が伝われば確認してもらえる可能性はあるでしょう。
保存期間を経過してしまえば誰も映像を確認できなくなるので、いずれにせよ早めに依頼しなければなりません。
コンビニの防犯カメラの設置場所はどこ?設置場所について解説
基本的にコンビニの防犯カメラはレジなどから見た時に、死角になりやすい場所に設置されています。
ここからは、コンビニに設置されている防犯カメラのよくある設置場所について解説します。
- レジカウンター周辺
- 各通路やトイレ前
- 店舗の入り口
- 店舗の外・駐車場
- バックヤード
コンビニの防犯カメラ設置場所①:レジカウンター周辺
コンビニの防犯カメラ設置場所1つ目は「レジカウンター周辺」です。
レジにカメラを設置することで店員による横領を防止や、お客さんとのトラブルの一部始終を記録に残すことで、クレーム等に対して早急な解決が期待できるでしょう。
また、防犯カメラがあることで強盗などの犯罪行為の抑止力になるので、レジカウンターの防犯カメラはスタッフ側の安心にも繋がっていると言えます。
コンビニの防犯カメラ設置場所②:各通路やトイレ前
コンビニの防犯カメラ設置場所2つ目は「各通路・トイレ前」です。
店員の目が届きにくい各通路やトイレ前に防犯カメラを設置することで「トイレに商品を持ち込んでカバンの中に入れる」といった万引き行為を防ぐ効果があります。
また、トイレ前の防犯カメラは商品の盗難を防ぐだけでなく、誘拐や連れ込みといった犯罪抑止の役割も果たしています。
コンビニの防犯カメラ設置場所③:店舗の入り口
コンビニの防犯カメラ設置場所3つ目は「店舗の入口」です。
出入り口に防犯カメラを設置することで、強盗や万引き犯の顔や身体の特徴を記録に残せるほか「ちゃんと見てるぞ」と犯罪を牽制する役割も果たせます。
また、強盗や万引き犯の逃走の方角なども分かるため、ほぼ全てのコンビニの出入り口に防犯カメラが設置されているでしょう。
コンビニの防犯カメラ設置場所④:店舗の外・駐車場
コンビニの防犯カメラ設置場所4つ目は「店舗の外・駐車場」です。
強盗などが来た場合の逃走先や逃走車などが確認できるほか、駐車場内など店舗外でトラブルが起きた場合の証拠や記録のために設置されています。
また、近年ではコンビニのゴミ箱に家庭ごみを持ち込む人や、ポイ捨てをする人の監視・対策に役立っているようです。
コンビニの防犯カメラ設置場所⑤:バックヤード
コンビニの防犯カメラ設置場所5つ目は「バックヤード」です。
バックヤードに防犯カメラを設置することで、店員が商品の在庫を盗んだり、怪しい・不適切な行動をしないよう抑止力にもなっています。
万引きではなくバックヤードから侵入してくる泥棒に対する防犯・証拠の記録といった役割も果たしています。
コンビニに防犯カメラが設置されている3つの理由
コンビニの防犯カメラは防犯以外にもいくつかの目的や理由があって設置されています。
最後に、コンビニに防犯カメラが設置されている3つの理由をご紹介していきます。
- 防犯のため
- トラブル解決のため
- 従業員の不正を防止するため
コンビニに防犯カメラが設置されている理由①:防犯のため
コンビニに防犯カメラが設置されている理由の1つ目は防犯のためです。
万引き等に対する抑止力だけでなく、レジカウンターが強盗の被害に遭った際に事件解決のため防犯カメラの映像を使用することがあります。
映像を記録する機能がなく犯罪抑止力としてダミーカメラを設置しているコンビニもあり、必ずしも全ての防犯カメラが録画機能を持っているわけではありません。
コンビニに防犯カメラが設置されている理由②:トラブル解決のため
コンビニに防犯カメラが設置されている理由の2つ目はトラブル解決のためです。
防犯カメラがあれば、金銭のやり取り・駐車場での事故やトラブルの映像を残すことで、問題に対処するための証拠として利用できます。
24時間運営が多いコンビニではなるべくスムーズにトラブルを解決するため、防犯カメラを設置している店舗がほとんどです。
コンビニに防犯カメラが設置されている理由③:従業員の不正を防止するため
コンビニに防犯カメラが設置されている理由3つ目は従業員の不正を防止するためです。
スタッフの中にも仕事をサボったり、レジのお金や商品の在庫を盗んだりといった不正を行う人もいるため、不審な動きをしていないか確認したい時に役立ちます。
映像で残しておくと、様々な面で証拠として提出できたり店側の名誉等を守ることができるため、バックヤードにも防犯カメラを付けている店舗が多いようです。
コンビニの防犯カメラの保存期間や映像・音声を見せてもらうことができるか解説まとめ
今回の記事ではコンビニの防犯カメラの保存期間や、映像や音声を見せてもらうことができるのかを解説しました。
防犯カメラの映像は約1週間~1ヶ月ほど保存されていますが、プライバシー保護の観点から基本的には見せてもらえず、警察の開示依頼書が必要になります。
すぐに確認して欲しい場合は、責任者が代わりに映像を確認して内容を伝えてもらうという方法が一般的なようです。
万が一コンビニ内でトラブルに巻きこまれた場合は、防犯カメラの映像が消えてしまう前にすぐ店長やオーナーに相談してみましょう。