眠気を覚ましたい時や手軽にエネルギーチャージしたい時に役立つレッドブルですが、カフェイン量が気になる方も居るでしょう。
結論から言うとレッドブルには1本あたり約80mgのカフェインが含まれるので、飲みすぎ・過剰摂取には十分注意して効果的に取り入れることが大切です。
本記事ではレッドブルに含まれるカフェイン量やカフェインの効果と効果時間、レッドブルは体に悪いのかについて解説するので、カフェインの影響や飲み過ぎるによるリスクが気になる方はぜひ参考にしてください。
目次
「レッドブル」1本あたりのカフェイン量はどれぐらい?コーヒー何杯分かを解説
カフェインは集中力向上や眠気覚ましに効果がありますが、コーヒー何杯分のカフェイン量に相当するのかレッドブル1本あたりのカフェイン量が気になる方も居るでしょう。
結論から言うと、レッドブルには250ml缶1本あたり約80mg程度のカフェインが含まれているため、コーヒー1杯分の約150mlとほぼ同程度のカフェイン量と言えます。
ここではレッドブル1本分のカフェイン量や、コーヒーなどのドリンクと比較した場合のカフェイン量についてご紹介しますので、レッドブルのカフェイン量を詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
「レッドブル」1本に含まれているカフェイン量は80mg
レッドブルには250ml・355ml・473mlなど様々なサイズが販売されており、全ての商品において100mlあたりに約32mg程度のカフェイン量が含まれています。
1本あたりのカフェイン量はサイズによって違いますが、コンビニで購入できる定番の250ml缶のレッドブルには1本あたり約80mgのカフェインが含まれています。
また最もカフェイン量が多いのは473mlのレッドブルで、1本あたり約142gのカフェインが含まれているので、飲み過ぎや過剰摂取には十分注意しましょう。
レッドブル1本あたりの値段・サイズ・カフェイン量
商品名 | レッドブル エナジードリンク |
---|---|
値段(税込) | 278円 |
サイズ(内容量) | 355ml |
カフェイン量 | 32mg(100mlあたり) |
味 | エナジードリンク味 |
「レッドブル」はコーヒー1杯分と同等のカフェイン量を含んでいる
コーヒー1杯分(150ml)には約84mgのカフェインが含まれているので、レッドブル250mlサイズ1本あたりの約80mgとほぼ同等のカフェイン量です。
それぞれ100mlあたりで換算するとコーヒーには約60mgのカフェインが含まれているため、同量を飲む場合にはコーヒーの方がカフェイン量が多くなります。
コーヒーを1日に何杯も飲む方は、レッドブルを飲むことでカフェインの過剰摂取になる可能性もあるので、1日で摂取するトータルのカフェイン量を考えましょう。
「レッドブル」と各種飲料とのカフェイン量の比較
100mlあたりのカフェイン量が最も多いのがエスプレッソコーヒーで、約212mgものカフェインを含んでいます。
その次にカフェイン量が多いのが緑茶の玉露で約160mg、ドリップコーヒーの約60mgと続き、100mlあたり約32mgのカフェインを含むレッドブルと比較してもカフェイン量は多めです。
また、カフェインを多く含む飲み物として知られている紅茶のカフェイン量は約30mgで、緑茶・ほうじ茶のカフェイン量は約20mgと比較的少なめです。
しかし、大量に飲むことでカフェイン中毒やカフェイン依存症のリスクもあるので飲みあわせには気をつけましょう。
「レッドブル」に含まれるカフェインなどの成分がもたらす効果とは?
レッドブルはカフェインだけでなくアルギニンやビタミンB群などの様々な成分を含んでいますが、摂取することによって具体的にどのような効果が期待できるのかをご紹介します。
カフェインには眠気覚ましや集中力向上に加えて頭痛改善などの効果もありますが、アルギニンには疲労回復の効果が期待できるため、効率的に摂取することで生活の質の向上にも繋がります。
レッドブルの効果を最大限に活かして飲みたい方や成分・効果を詳しく知りたい方は、ここで具体的にどのような効果があるのかを確認しておきましょう。
- カフェイン
- アルギニン
- ビタミンB群
- 糖分
- 水分
「レッドブル」に含まれる成分の効果①:カフェイン
カフェインには脳の交感神経を刺激する働きがあることから、覚醒作用や興奮作用・血管の拡張作用が期待できます。
覚醒作用や興奮作用は眠気覚ましや集中力向上に役立つほか、脳が興奮状態になることによって疲労感の軽減にも効果的です。
また、血管の拡張作用によって体全体の血流が改善されて頭痛や肩こりなどの緩和にも繋がるので、効果的に取り入れることで体の不調や健康維持にも役立つでしょう。
「レッドブル」に含まれる成分の効果②:アルギニン
アルギニンは体内で作られる非必須アミノ酸の一種であり、疲労回復や筋肉を増強する効果があることから、レッドブルを始めとする多くの栄養ドリンクに含まれている成分です。
血管の拡張作用によって動脈硬化・高血圧を予防したり、免疫細胞を活性化させて体の免疫力を総合的に高めるほか、感染症に掛かりにくなるといった効果も期待できます。
また、アンモニアの解毒効果もあることから肝機能を手助けして疲労回復もサポートしてくれるので、二日酔いや朝から元気が出ない時などにも効果的に摂取することで症状を改善できるでしょう。
「レッドブル」に含まれる成分の効果③:ビタミンB群
ビタミンB群は体内でエネルギーを作り出すのに欠かせない栄養素であり、補酵素として体内でエネルギーを作ることをサポートするのが役割です。
ビタミンB群にはビタミンB1を始めとする8つの栄養素がありますが、疲労回復効果や成長ホルモンの分泌のサポートにリラックス効果、ストレスの緩和や美肌効果などの様々な効果があります。
レッドブルを飲んでバランスよくビタミンB群を摂取することで、疲労感を軽減しながらも健康的な心と体を形成するサポートにもなるでしょう。
「レッドブル」に含まれる成分の効果④:糖分
レッドブルには100mlあたり約11gの糖分が含まれていて、一日の砂糖の摂取量目安である25gの約半分ほどに相当します。
砂糖に含まれているブドウ糖にはエネルギー源となって脳の働きを高める効果が期待できるので、空腹やエネルギー不足で仕事や勉強に集中できない時に効果的に取り入れるのがおすすめです。
また糖分はリラックス効果があるセロトニンの生成もサポートするので、過剰摂取にならないように摂取量に気をつければ、疲れを緩和したい時やリラックスしたい時にも役立つでしょう。
「レッドブル」に含まれる成分の効果⑤:水分
レッドブルは、生産地のスイス・オーストラリア近郊にあるアルプスの湧水を使用して作られています。
アルプスの湧水は品質が良いため安全性が高く安心感があるほか、ミネラルが含まれているので血液の流れが改善されて動脈硬化を予防したり、新陳代謝をアップさせたりするのにも効果的です。
また、ミネラル分を含んだ水分を摂ることは胃腸を刺激して便通が良くなる効果も期待できるので、健康維持やダイエットにも良いでしょう。
「レッドブル」はいつ飲むのがベスト?飲むタイミング・効果時間を解説
レッドブルを効果的に飲むためには、カフェインの効果時間に合わせて飲むタイミングや飲み方を調整することが重要です。
結論から言うと、レッドブルを飲むおすすめのタイミングは効果が欲しい30分~約1時間前と言われています。
ここではレッドブルの効果時間や効果を最大限に活かせるベストな飲むタイミングをご紹介しますので、レッドブルを効果的に取り入れたい方や効果が感じられずにお悩みの方、効果時間が気になる方はぜひ参考にしてください。
「レッドブル」を飲むタイミングは「効果が欲しい30分~1時間前」がベスト
レッドブルを飲むタイミングとしておすすめなのが、集中力を高めたい時やパフォーマンス力をアップさせたい時などの効果が欲しい30分~1時間前です。
カフェイン摂取後約15分~1時間程度がカフェインの効果時間なので、カフェインが効き始める時間に合わせて飲むことで効果を最大限に感じられます。
カフェインの効果時間に関しては多少個人差がありますが、どのタイミングで効果が欲しいのかを逆算して飲むことでより有効に取り入れられるでしょう。
「レッドブル」に含まれるカフェインの効果時間は「2時間~4時間」程度
レッドブルには眠気覚ましや集中力向上などの様々な効果を期待できますが、摂取したカフェインの効果時間と継続時間は約2時間~4時間です。
カフェインによる効果のピークは摂取してから3時間~4時間程度で、一般的には摂取後の約7時間~8時間で効果が無くなります。
カフェインは繰り返し摂取することで耐性ができる可能性があり、効果が感じられにくくなる場合もあるので、有効に活用できるよう効果時間を意識した飲み方や飲むタイミングを工夫しましょう。
「レッドブル」などのエナジードリンクで死ぬリスクはある?カフェインの致死量も紹介
レッドブルなどのエナジードリンクを飲み過ぎると死ぬリスクはあるのか、またカフェインの致死量が気になる方も居るのではないでしょうか。
カフェインは約5,000mg~10,000mg程摂取すると致死量に達すると言われていますが、実際にエナジードリンクを過剰摂取したことによる死亡例もあり、過剰摂取には十分気をつけなくてはいけません。
ここではエナジードリンクを飲み過ぎると死ぬリスクはあるのか、またカフェインの致死量についても詳しく解説します。
「レッドブル」などでカフェインを過剰摂取すると「カフェイン中毒」で死ぬリスクがある
カフェインは約5,000mg~約10,000mg程摂取すると致死量に達すると言われていますが、レッドブル1本に含まれる80mgのカフェイン含有量から換算した場合は、約62本飲むと致死量に近付きます。
カフェインの致死量に関しては個人差もありますが、コーヒーなどのカフェイン含まれる飲み物を好む人はカフェインの摂取量に注意して飲む量をコントロールすることが大切です。
また、致死量に達しなかった場合でも急性カフェイン中毒やカフェイン依存症などの症状が現れる可能性があるため、さまざまなリスクを伴うカフェインの過剰摂取には十分に注意しましょう。
致死量を超えてカフェインを摂取したことで死亡したケースもある
海外だけでなく国内でもエナジードリンクを過剰摂取したことでカフェイン量が致死量を超えてしまい、カフェインを摂取したことが原因の死亡事例が報告されています。
致死量を超えるまでエナジードリンク飲むのは難しいように感じますが、カフェインを多く含むその他の飲み物を一緒に飲んだ場合はカフェインの摂取量が増えてしまい、心臓発作や不整脈を起こす原因にもなるため非常に危険です。
カフェイン中毒には軽度の症状もありますが、最悪の場合は心臓発作や不整脈によって死亡する可能性があることを認識した上で、カフェインの摂取量をしっかりコントロールしましょう。
海外ではエナジードリンクに含まれるカフェイン量の規制も検討されている
エナジードリンクの過剰摂取による死亡事故が相次いだことから、海外ではエナジードリンクのカフェイン量を規制しようとする動きが見られます。
エナジードリンクのカフェインの量を規制することや、健康へのリスクを警告するラベル表示の義務付けているほか、未成年への販売規制が現在検討されているといった状況です。
日本国内で販売されてるエナジードリンクは海外で販売されているエナジードリンクの成分とは異なりますが、同様に摂取量や飲み方には注意が必要でしょう。
「レッドブル」などのエナジードリンクは1日何本まで飲んでいいのかを解説
カフェインの摂取量や過剰摂取によるリスクについてご紹介しましたが、安全に取り入れるためにはレッドブル等のエナジードリンクを1日何本まで飲んで良いのかも気になるところです。
結論から言うと、1日に飲んでも良いレッドブルの量はカフェインの摂取目安量から換算して2本~3本程度です。
ここではレッドブルを1日に何本まで飲んで良いのかに加えて、年齢別のカフェイン摂取量や子供・妊婦さん・授乳中の方への影響について解説しますので、安全にレッドブルを飲みたい方はぜひ参考にしてみてください。
1日に飲んでもいい「レッドブル」の目安は「2本~3本程度」
日本では1日に摂取して良いカフェイン量について具体的には発表していませんが、欧州やアメリカ・カナダなどの海外各国では1日あたりの摂取目安量を200mg~400mgと公表しています。
先にお伝えした通り、レッドブルは1本あたり80mgのカフェインを含んでいるので、1日に摂取可能なカフェイン量で換算すると目安量は1日2本~3本程度です。
その他のカフェインを含む飲み物を飲むことで1日のカフェイン摂取量を超えてしまうため、コーヒーなどを飲む習慣がある方は1日1本を目安に飲むと良いでしょう。
子供・妊婦さん・授乳中の方も含めた年齢別のカフェイン摂取量目安
成人 | 400mg |
---|---|
授乳中・妊婦の方 | 300mg |
10歳~12歳 | 85mg |
7歳~9歳 | 62.5mg |
4歳~6歳 | 45mg |
上記はカナダ保健省が公表している成人・妊婦・子供の年齢別の1日あたりのカフェインの摂取量目安となります。
成人の摂取量目安は400mgとされていますが、妊婦は300mgで子供は年齢別に45mg~85mgと摂取量のボーダーラインが低いので、カフェインの摂取量には十分注意しましょう。
日本国内では摂取量の目安が公表されていませんが、より安全にエナジードリンクを飲むためにも自分にあった摂取量の目安を知ることが大切です。
妊婦さん・授乳中の方のカフェイン摂取は赤ちゃんの体に悪い影響を及ぼす可能性がある
妊婦・授乳中の方がカフェインを摂取すると、赤ちゃんの体に悪い影響を及ぼす可能性もあるので特に注意が必要です。
妊婦がカフェインを過剰摂取すると血管収縮を起こすことで胎盤内の血液量が減ってしまい、その結果赤ちゃんの成長が妨げられる可能性があります。
また、授乳中にカフェインを摂取するとカフェインが母乳から赤ちゃんに移行してしまい、寝つきが悪くなる・落ちかなくなるなどの影響が心配されるので、カフェインの摂取量や飲むタイミングにも注意しましょう。
「レッドブル」のカフェイン量に関する3つの質問
レッドブルの成分やカフェイン量・飲むタイミング・効果時間についてご紹介してきましたが、種類別のカフェイン量やその他エナジードリンクとの違いが気になる方も居るでしょう。
ここではレッドブルの種類別のカフェイン量やその他エナジードリンクとのカフェイン量の違いについて、3つの質問に回答します。
レッドブルの購入前に気になることがある方やカフェイン量についてもっと詳しく知りたい方は、ここで事前にチェックしておきましょう。
- サイズによってカフェインの濃さに違いはある?
- レッドブルの種類でカフェイン量は変わる?
- モンスターエナジードリンクよりもカフェイン量が多い?
「レッドブル」のカフェイン量に関する質問①:サイズによってカフェインの濃さに違いはある?
レッドブルは全ての商品において100mlあたり32mg程度のカフェインが含まれており、サイズによってカフェイン量そのものは増えますが濃度は一定で変わりません。
例えば、コンビニで買える人気の250ml缶のレッドブルには、1本あたり約80mgのカフェインが含まれています。
その一方で、最もカフェインを多く含んでいる473mlのレッドブルには1本あたり約142gものカフェインが含まれているので、飲み過ぎには注意しましょう。
「レッドブル」のカフェイン量に関する質問②:レッドブルの種類でカフェイン量は変わる?
レッドブルには様々な種類やサイズがありますが、種類に関わらず100mlあたり約32mgのカフェインを含んでいます。
フルーティーな味わいが魅力のイエローエディション・ブルーエディションなどのカラーエディションや、シュガーフリーのタイプでもカフェイン量は変わりません。
繰り返しにはなりますが、1日のカフェイン摂取量の目安から換算するとレッドブルの摂取目安量は1日2本~3本になるので、カフェインを摂りすぎないようにしましょう。
「レッドブル」のカフェイン量に関する質問③:モンスターエナジードリンクよりもカフェイン量が多い?
モンスターエナジードリンクと比較すると、レッドブルの方がカフェイン量は少なめです。
レッドブルのカフェイン量は100mlあたり約32mgですが、その一方でモンスターエナジードリンクには100mlあたり約42mgのカフェイン量が含まれています。
モンスターエナジードリンクは種類やサイズによって1本あたり120mg~200mgのカフェインを含んでいるので、よりカフェインが少ないエナジードリンクをお探しの方はレッドブルを選択すると良いでしょう。
コンビニの「レッドブル」1本のカフェイン量はどれぐらい?致死量や死ぬリスク・効果時間まとめ
今回はコンビニのレッドブルに含まれるカフェイン量や成分のほか、効果時間に飲むタイミング、飲むときの注意点について詳しく解説しました。
カフェインだけでなくアルギニンやビタミン類などを豊富に含んでおり、疲労回復や栄養チャージにも効果的なレッドブルですが、飲みすぎてカフェインを過剰摂取すると体に悪い影響が及ぶ可能性もあるので注意が必要です。
レッドブル効果を最大限に活かして安心・安全に飲むためにも、効果時間やカフェイン量、飲むタイミングを考慮しましょう!