コンビニのセルフレジでタバコやお酒が買えるようになったことをご存じでしょうか。
以前はセルフレジでの購入時に必ず店員による年齢確認が必要でしたが、2023年のガイドライン策定を機にマイナンバーカードや運転免許証を使ったデジタル年齢確認が解禁されました。
「セルフレジではタバコやお酒は買えない」という考えはもう過去のものです。本記事では買い方の手順から導入店舗の見分け方まで詳しく解説します。
目次
セルフレジでタバコ・お酒を買う前に知っておくべきこと
コンビニのセルフレジでタバコやお酒を買おうとして、戸惑った経験がある方は少なくないでしょう。
セルフレジでタバコやお酒の購入がこれまで難しかった最大の理由は、年齢確認にあります。未成年者飲酒禁止法や未成年者喫煙禁止法により、酒類・たばこの販売時には購入者が20歳以上であることの確認が必要です。
法律上は対面販売の義務はないものの、事実上は店員による目視確認が業界の慣習として定着していました。そのためセルフレジでタバコをスキャンしても、最終的には店員を呼び出す必要があり、セルフレジ本来のスムーズな決済という利点が活かしきれない状況が続いていました。
こうした背景から、2023年1月に一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)が「デジタル技術を活用した酒類・たばこ年齢確認ガイドライン」を策定。
マイナンバーカードや運転免許証を使ったデジタル年齢確認が認められたことで、セルフレジでのタバコ・お酒の購入が正式に可能になったのです。
コンビニのセルフレジでの年齢確認の仕組み
セルフレジでタバコやお酒を買う際に避けて通れないのが年齢確認です。
「めんどくさい」と感じている方も多いですが、有人レジとセルフレジでは年齢確認の仕組みが異なります。
それぞれの違いを理解しておくと、購入時の手順が格段にスムーズになります。
従来の年齢確認との違い
有人レジでは、店員がタバコや酒類をスキャンした時点で口頭または画面のボタン操作により年齢確認を行うのが一般的です。
一方でセルフレジの場合はこれまで、タバコやお酒をスキャンした段階で購入ボタンを押すと店舗従業員に通知が届き、従業員がセルフレジまで出向いて目視で年齢を確認するという流れが主流でした。
現在も対応していない店舗ではこの仕組みが残っており、結果的に店員を待つ時間が発生します。これが「セルフレジなのにめんどくさい」と感じる原因の一つです。
デジタル年齢確認に対応した店舗では、この店員呼び出しのステップが不要になります。
マイナンバーカードや運転免許証を専用機器に読み取らせるだけで年齢確認が完結し、そのまま決済へ進めます。
使える本人確認書類の種類
デジタル年齢確認に使える本人確認書類は現在2種類です。
- 運転免許証:専用機器で生年月日を読み取る方式です。対応店舗では2021年頃から先行して導入が進んでいました。
- マイナンバーカード:ICリーダーによる読み取り方式です。2023年のガイドライン策定以降に対応店舗が拡大しています。
また2026年4月現在、スマートフォンへのマイナンバーカード機能搭載を活用した年齢確認についても検証が進んでいます。
将来的にはスマートフォン一台で年齢確認から決済まで完結できる環境が整う見込みです。
コンビニ3社のセルフレジ対応状況
セルフレジでのタバコ・お酒の購入に対応しているかどうかは、コンビニ各社によって異なります。
同じ「セルフレジあり」の店舗でも、デジタル年齢確認に対応しているかどうかは別の話です。
セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートそれぞれの現状を整理します。
セブンイレブンの対応状況
セブンイレブンは2023年2月からセルフレジでのタバコ・お酒のデジタル年齢確認に取り組みを開始しました。
マイナンバーカードを専用機器で読み取り、顔認証と組み合わせて本人確認を行う仕組みで、精度の高い年齢確認を実現しています。
ただし現時点では一部店舗への導入にとどまっており、全店舗での対応には至っていません。
導入店舗かどうかはセルフレジの脇に専用の年齢確認端末が設置されているかどうかで見分けられます。来店前に店舗へ確認するか、実際にセルフレジ周辺を確認するのが確実です。
ローソンの対応状況
ローソンはコンビニ3社の中で最も早くデジタル年齢確認に取り組んだコンビニです。
2021年2月から運転免許証の生年月日を読み取る専用端末を関東5店舗に設置し、実証実験を開始しました。2023年1月のガイドライン策定に合わせてマイナンバーカードによる年齢確認を追加し、利便性を高めています。
現在は拡大検証の段階にあり、対応店舗は順次増加しています。ローソンも導入店舗はセルフレジ脇の専用端末の有無で確認できます。
ファミリーマートの対応状況
2026年4月時点では、ファミリーマートのセルフレジでタバコ・お酒を購入する際は基本的に店舗スタッフによる年齢確認が必要です。
デジタル技術を活用した年齢確認方法については現在も協議中であり、今後の動向に注目が必要です。
一部の無人店舗では、レジに設置されたカメラを通じてバックヤードの店員が遠隔で年齢確認を行う仕組みがすでに導入されています。
完全な店員不要とはなりませんが、対面なしで購入できる環境の整備は着実に進んでいます。
コンビニのセルフレジでタバコ・お酒を買う方法
セルフレジでタバコとお酒を購入する際、どちらも年齢確認が必要である点は共通していますが、購入手順に若干の違いがあります。
手順を事前に把握しておくことで、「めんどくさい」と感じる場面を大幅に減らせます。
それぞれの買い方とスムーズに決済するコツを確認しておきましょう。
タバコの買い方ステップ
タバコはお酒と異なり、レジカウンター後方のロッカーや陳列ケースで管理されています。
そのため通常商品のように自分でスキャンする形ではなく、タッチパネルで銘柄を選択するか、店員に銘柄を口頭で伝えてスキャンしてもらう形が基本です。
セルフレジ対応店でのタバコの買い方は以下の手順になります。
- レジのタッチパネルでタバコを選択(または店員に銘柄を伝えてスキャンしてもらう)
- 年齢確認ボタンが表示されるので選択
- マイナンバーカードまたは運転免許証を専用機器に挿入
- 20歳以上と確認されるとロッカーまたはケースが解錠される
- タバコを取り出して決済へ進む
購入時に必要な持ち物はマイナンバーカードまたは運転免許証です。スムーズに済ませるコツは、レジに向かう前に身分証をあらかじめ取り出しておくことです。
機器への挿入がすぐにできるだけで、決済全体の時間が短縮されます。
お酒の買い方ステップ
お酒の場合は通常商品と同様に自分でバーコードをスキャンする形で進みますが、年齢確認の手順が加わります。
タバコと比べてロック解除のステップがない分、全体的な流れはシンプルです。セルフレジ対応店でのお酒の買い方は以下の手順になります。
- お酒の商品バーコードをセルフレジで自分でスキャン
- 画面に年齢確認ボタンが表示されるので選択
- マイナンバーカードまたは運転免許証を専用機器に挿入
- 20歳以上と確認されると決済画面へ進む
- 通常通り決済して完了
セルフレジでお酒を買う際に「めんどくさい」と感じる主な理由は、①身分証提示の手間②機器操作への不慣れ③非対応店舗での店員呼び出し待ちの3点です。
身分証はあらかじめ取り出しておく、操作手順を事前に把握しておく、といった準備で解消できます。非対応店舗では、潔く有人レジを利用するのが最も確実です。
また事前にコンビニ各社の公式サイトや店舗に問い合わせて対応状況を確認しておくと、無駄な待ち時間を防げます。
セルフレジ対応導入店舗の見分け方と今後の展望
最寄りのコンビニが「セルフレジに対応しているかどうか、実際に行ってみないとわからない」と感じている方も多いでしょう。
しかし実はレジ周辺を確認するだけで見分けられるポイントがあります。また今後はデジタル年齢確認の普及がさらに進む見込みで、対応店舗は着実に増えていきます。
最もわかりやすい見分け方は、セルフレジの脇に専用の年齢確認端末(カードリーダー)が設置されているかどうかです。
現状では都市部の店舗や直営店から先行導入されているため、郊外や地方では未対応の店舗がまだ多い点は把握しておきましょう。
今後はコンビニ業界とデジタル庁が連携し、マイナンバーカードの情報をスマートフォンで読み取って店舗でバーコードを提示する年齢認証アプリの共同開発が進んでいます。
実用化されれば身分証の持参も不要になり、「めんどくさい」と感じる場面はさらに減るでしょう。
コンビニのセルフレジでタバコやお酒を買う方法まとめ
今回はコンビニのセルフレジでタバコ・お酒を購入する方法と年齢確認の仕組みを解説しました。
対応店舗ではマイナンバーカードや運転免許証を使ったデジタル年齢確認でスムーズに購入できます。
購入時には身分証を事前に取り出しておくことが、スムーズな決済への近道です。今後は対応店舗のさらなる拡大が見込まれています。














