「ロキソニンがコンビニで買えるようになる」というニュースを知り、いつから買えるのか、買い方などの詳細が気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、2024年時点でロキソニンがコンビニでいつから買えるのか具体的な日程は公表されていませんが、2025年には買える可能性があると分かっています。
この記事では、ロキソニンがコンビニで買えるようになる背景や、想定される買い方の流れと注意点などを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ロキソニンはコンビニでいつから買える?
ロキソニンがコンビニで買えるようになれば、突然の頭痛や生理痛といった体調不良にも対応できるため、実現を心待ちにしている方も多いでしょう。
しかし、そもそもロキソニンがなぜコンビニでは買えないのか、どのような種類のロキソニンが市販されているのかを知りたい方も居るはずです。
まずは、ロキソニンが薬局などでしか買えない理由や、市販されているロキソニンの種類をご紹介していくので、基礎情報としてチェックしてみてください。
ロキソニンが薬局でしか買えない理由
解熱鎮痛剤のロキソニンは副作用のリスクが高い「第一類医薬品」に該当するため、現時点ではドラッグストアなどでしか買えない仕組みになっています。
第一類医薬品は、販売にあたって薬剤師もしくは登録販売者の在籍が必要となり、購入時には薬剤師による説明を受けることが義務付けられています。
現時点でコンビニでロキソニンが買えないのは、上記の販売者による副作用などの説明が必要であるためで、購入者を守るための仕組みとも言い換えられるでしょう。
現在市販されているロキソニンの種類
ロキソニンには大きく「医療用」と「市販用」の2種類に分かれており、ドラッグストアでは市販用の「ロキソニンS」シリーズが販売されています。
市販されている製品はロキソニンS・ロキソニンSプラス・ロキソニンSプレミアムの全3種類で、いずれも薬剤師や登録販売者が居る時間帯に購入する必要があります。
政府による規制緩和や販売体制の整備が進めば、上記のロキソニンSシリーズが大手コンビニなどで買えるようになる可能性が高いでしょう。
コンビニでロキソニンの販売が検討されている背景とは
ロキソニンは第一類医薬品に該当するため、基本的にはコンビニでは買えないことを解説しましたが、なぜ販売が検討されているのかが気になるところです。
コンビニでロキソニンの販売が検討されている理由として、社会情勢の変化による消費者ニーズの高まりが挙げられ、実現できればさまざまなメリットを享受できます。
続いては、コンビニでロキソニン販売が検討されている背景について解説していくので、いつから買えるのかが知りたい方もぜひ参考にしてみてください。
医薬品の利便性を向上させる狙いがあるため
コンビニでロキソニンの販売が検討されている背景として、高齢化社会などの影響による「いつでも医薬品が欲しい」という消費者ニーズの高まりが挙げられます。
ドラッグストアでも市販薬は購入できますが、夜間や急ぎの状況で購入が難しく、コンビニでの販売を望む声が多いことも事実です。
また、コンビニで医薬品の販売に対応して利便性を向上させることで、少子高齢化による医療費の高騰を防ぐ目的があることも考えられるでしょう。
コンビニでロキソニンが24時間いつでも買えるメリット
コンビニでロキソニンの販売に対応し、買い方の選択肢が増えることで、急な体調不良に対応できる場面も多くなるでしょう。
遠くのドラッグストアへ行くよりも早くロキソニンを購入できたり、地方や過疎地域などドラッグストアが少ない場所での利便性も大きく改善されます。
コンビニで24時間いつでもロキソニンなどの医薬品が買えるようになることは、忙しい現代社会において消費者の生活の質を向上させる大きな要因となるでしょう。
コンビニでロキソニンが買えるようになるための条件
コンビニでロキソニンが買えるようになるには、販売資格者の在籍時間や管理体制といった、さまざまな条件をクリアする必要があります。
厚労省は薬剤師や登録販売者によるリモート販売を検討していますが、リモート販売に必要な機材やシステムの構築には、多くのコストが発生するでしょう。
続いては、コンビニでロキソニンが買えるようになるための条件を解説していくので、具体的な仕組みが気になる方もぜひ参考にしてみてください。
登録販売者の在籍が必要になる
先ほども解説しているように、ロキソニンは第一類医薬品に分類されるため、販売資格者による購入者への十分な説明が必要になります。
薬剤師や登録販売者が医薬品の説明を行いますが、資格者が在籍しているコンビニは限られており、実店舗へ配置する人材確保が必要となるでしょう。
人材配置の課題を解決する方法として「リモート販売」の導入が検討されており、資格者が店舗に居ない状況でもロキソニンを買えるようになる可能性があります。
コンビニでロキソニンのリモート販売が検討されている
コンビニでロキソニンなどの第一類医薬品を販売する方法として、薬剤師や登録販売者によるモニター越しのリモート販売が検討されています。
リモート販売という買い方が実現できれば、1人のスタッフが複数店舗での販売に対応できるため、より多くのコンビニで医薬品が入手できるようになります。
販売資格者からリモートで薬の説明を受けた後、スマホに確認画面が表示されて購入する買い方が想定されているため、専用アプリなどの事前手続きが必要となるでしょう。
コンビニで医薬品を販売する課題点
コンビニでの医薬品販売には、リモート登録販売者による対応体制の構築が最大の課題点・注意点となっています。
複数店舗を1人の有資格者が担当することで、ある程度まで人件費を抑えられますが、オンラインシステムの導入や専用端末の設置など、各店舗での初期投資が発生します。
また、ロキソニンには胃への副作用や併用薬などの注意点があるため、空腹時の服用制限や併用薬の確認など、短時間の接客で注意点を伝えられる体制を整えなければなりません。
コンビニでのロキソニン販売に向けた検討状況
コンビニでロキソニンが買えるようになるための条件を解説しましたが、いつから買えるのか、販売に向けた検討状況も気になるところです。
厚労省はコンビニでのロキソニン販売について2024年内に方針を固める意向を示していますが、実際にコンビニ販売できる体制を整えるには相当な時間を要することが考えられます。
ここからは、いつからコンビニでロキソニンが販売されるのかの検討状況を詳しくお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
厚労省が示したスケジュール
厚生労働省は、2024年内にロキソニンのコンビニ販売に関する方針を固める意向を示しています。
年末までに販売方法や必要な法改正の具体案を取りまとめる計画で、前述したリモートでのロキソニン販売を具体的に検討している段階です。
ただし、実際の販売開始までには、コンビニスタッフの研修体制の確立や店舗での管理体制の整備など、クリアすべき課題や注意点が残されている状況と言えるでしょう。
リモート薬剤師制度とは
リモート薬剤師制度は、オンラインで画面越しに薬剤師や登録販売者の説明を受けながら医薬品を購入できる仕組みのことです。
例えば、リモート薬剤師制度を活用すると、忙しくて日中に病院へ行きづらい方や近くにドラッグストアがない方でも、適切なアドバイスを受けながら安全に医薬品を購入できます。
コンビニで夜間でもリモート販売できる仕組みが整備されれば、使用時の注意点も画面越しに確認しやすく、利便性と安全性を両立できるため急な体調不良時にも役立てられるでしょう。
ロキソニンのコンビニ販売実現に時間が掛かる理由
ロキソニンのコンビニ販売を実現するまでに時間がかかる理由として、薬事法関連の法整備が必要である点が挙げられます。
現行の薬事法では、第一類医薬品の販売はドラッグストアなどに限定されており、リモート販売を実現する環境にかかる時間的・金銭的なコストも発生します。
2024年内に方針が固まる予定ですが、実際に各コンビニでロキソニンなどの医薬品を安全に提供できる体制を整えるには、ある程度の期間が必要になるでしょう。
コンビニでロキソニンが買えるようになるまでの代替案
コンビニでロキソニンがいつから買えるのかは未定ですが、急な体調不良に備えてロキソニンを必要としている方も居るはずです。
ロキソニンはコンビニ以外の販売店でも取り扱われているほか、代わりの鎮痛剤を入手するなど、買い方を工夫することで突然の体調不良にも対応しやすくなります。
ここからは、コンビニでロキソニンが買えるようになるまでの代替案と、具体的な買い方や注意点を解説していくので参考にしてみてください。
ドラッグストアで購入できる時間帯を確認
ロキソニンを確実に入手したい場合は、まずはお近くのドラッグストアの営業時間をチェックすることをおすすめします。
ドラッグストアは薬剤師や登録販売者が常駐しているため市販のロキソニンを安全に購入できるため、万が一の事態に備えて備蓄しておくと良いでしょう。
また、ドラッグストアによっては24時間営業の店舗もありますが、薬剤師や登録販売者が在籍していない時間帯は購入できないため注意してください。
ロキソニン以外の処方箋なしで買える鎮痛剤を購入する
ロキソニンにこだわらず、処方箋なしで買える市販の鎮痛剤を購入すると、突然の頭痛などを緩和できます。
例えば「イブ」や「バファリン」といった第二類医薬品は、ロキソニンと成分や効能は異なるものの、突然の生理痛や頭痛の緩和に役立ちます。
ロキソニンがコンビニなどで手に入らない場合でも、代わりの医薬品を活用すれば痛みを軽減できるため、ご自身の症状や体質に合った薬を選んで正しく使用しましょう。
オンライン薬局を活用する
コンビニでロキソニンがいつから買えるかは未定なので、近くにドラッグストアがない方はオンライン薬局を活用することをおすすめします。
オンライン薬局はロキソニンをはじめとする市販薬を取り扱っているため、スマホやパソコンから注文して郵送で受け取ることができます。
買い方の手順は簡単ですが、注意点として「緊急時には不向き」という点が挙げられるため、体調不良に備えて早めに利用すると良いでしょう。
コンビニで買えるロキソニンに関連したよくある質問
ここまで、ロキソニンがコンビニでいつから買えるようになるのか、想定される買い方や注意点などを解説してきました。
しかし、内容を確認する中で「医師の処方箋が必要なロキソニンも買えるようになる?」などの新たな疑問が浮かんだ方も居るのではないでしょうか。
最後に、ロキソニンがコンビニでいつから買えるのかに関する2つの質問に回答していくので、ぜひ参考にしてみてください。
どのコンビニが先行して販売する可能性が高い?
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなどの大手コンビニが、ロキソニンの販売に先行して対応する可能性が高いでしょう。
例えば、ローソンの一部店舗では登録販売者による医薬品の販売を行っており、セブンイレブンは処方箋の受け取りサービスを開始するといった取り組みを行っています。
最終的には政府の規制緩和のタイミング次第ですが、医薬品関連の取り組みを行う大手コンビニからロキソニンの販売に順次対応していくものと予想されます。
医師の処方箋が必要なロキソニンも販売対象になる?
医療用のロキソニンは、医師の処方箋が必要なのでコンビニでは販売されることはありません。
処方箋は名前の通り医師の診断と処方が必要であるため、コンビニでの販売で検討されているロキソニンSシリーズとは別物と言えます。
ドラッグストアなどで買えるロキソニンで体調不良が治まらない場合は、速やかにかかりつけ医へ相談する必要があるでしょう。
コンビニでロキソニンが買えるタイミングや買い方の流れまとめ
この記事では、コンビニでロキソニンがいつから買えるのか、予想される買い方の流れや販売に向けた検討状況のほか、コンビニで買えるまでの代替案をまとめてご紹介しました。
コンビニでのロキソニン販売については政府が検討中の段階ですが、薬剤師や登録販売者による「リモート販売」という買い方で実現されることが予想されます。
安全性の確保といった注意点や課題は残っているものの、今後の規制緩和や販売体制の整備状況を確認しながら、消費者も正しい医薬品の使い方を意識する必要があるでしょう。