コンビニのコピーの値段は？セブン・ファミマ・ローソンなど徹底比較

リモートワークやオンライン授業を切っ掛けに、コンビニのコピー機をよく使うようになった方は少なくないでしょう。

インク代や紙代など維持費がなにかとかさむプリンターとは違い、コンビニコピーはいつでも好きに定額で利用できるので、「こっちの方が便利」だと感じるかもしれません。

値段として、白黒コピーは1枚あたり10円、カラーなら50円というイメージのあるコンビニコピーですが、実は最安で1枚5円から利用することができます！

そこで今回は、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップのコピーの値段を比較し、さらにコンビニ以外でコピーを利用できる施設や、コピー機の機能を解説していきます。

コンビニ4社のコピーの値段を一覧で徹底比較！

まずは、セブンイレブン・ファミマ・ローソン・ミニストップの大手コンビニの白黒コピー・カラーコピー・写真プリントの値段を一覧で以下の表にまとめました。

基本的に、セブン・ファミマ・ローソンのコンビニ大手では白黒コピーは10円、カラーコピーは用紙サイズに応じて50円から80円と共通しています。

しかしミニストップは、白黒コピーは5円から10円、カラーコピーは30円から60円とその約半分ほどの値段でコピーすることができます。

写真プリントに関してはコンビニによる値段の差が大きくなっており、一部では印刷機能のない場合もあります。

コンビニ4社それぞれのコピーの値段を機能・サイズごとに比較

先にコンビニコピーの値段を一覧表形式でまとめましたが、ここではコンビニごとに詳しくコピーの値段を解説していきます。

コピーの機能ごとの値段に加え、その印刷の特徴も合わせて解説していくので、印刷後のコピー用紙の雰囲気もこだわりたいという方はぜひチェックしてみてください。

セブンイレブン｜白黒・カラー・両面・ネットプリントなどのコピーの値段

セブンイレブンのマルチコピー機では、コピーの他にネットプリントやチケット発券、行政サービスなどが利用できます。

現行のコピー機は2022年9月を目途に新型に入れ替えられたようですが、一部の店舗ではそもそもマルチコピー機自体が設置されていない場合があります。

セブンイレブンの白黒コピー・カラーコピーの値段

セブンイレブンの白黒コピーは一枚あたり10円、郵便はがきのサイズだと20円となっています。

カラーコピーは、用紙サイズがA4・B5・B4なら50円、A3だと80円、郵便はがきの場合60円がかかります。

白黒・カラーコピーは印刷もはっきりしており綺麗に仕上がると評判で、実際に「セブンイレブンのマルチコピー機で同人活動！」では、同人活動が手軽にできることをアピールしています。

セブンイレブンの両面コピー(白黒・カラー)の値段

セブンイレブンの両面コピーは白黒だと一枚あたり20円、郵便はがきのサイズだと40円です。

カラーの場合は、用紙サイズがA4・B5・B4なら100円、A3だと160円、郵便はがきの場合は120円がかかります。

ちなみに両面コピー機能を使用することで中綴じ冊子を作成することができますし、はがきなら宛先と本文を同時に印刷することもできます。

セブンイレブンのネットワークプリントの値段

ネットワークプリントは、USBデータなど手元に原本が無くても予約番号さえあれば全国どこでも印刷をすることができる機能です。

白黒コピーならサイズに関わらず一律20円でプリントすることができます。

カラーコピーの場合、用紙サイズがA4・B5・B4なら60円、A3なら100円、はがきサイズは40円かかります。

セブンイレブンの写真プリントの値段

セブンイレブンの写真プリントは、L判なら一枚あたり40円、証明写真は250円です。

高画質かつ高光沢で高級感ある印刷が特徴で、人物写真なら美肌補正機能を利用することもできます。

ブロマイドやネットプリントの場合、色味が明るくなり白飛びやすく、少し拡大されるので端切れも見られるようです。

ファミリーマート｜白黒・カラー・両面・ネットプリントなどのコピーの値段

ファミリーマートのマルチコピー機では、コピーの他にネットプリントやシール印刷、行政サービスが利用できます。

現行のコピー機は2021年の12月から順次新型に入れ替えられ、2022年5月中旬からは「Famiポート」の機能がマルチコピー機に移行されました。

ファミリーマートの白黒コピー・カラーコピーの値段

ファミリーマートの白黒コピーは一枚あたり10円、A4光沢紙なら40円、はがきサイズなら20円となっています。

カラーコピーは、普通紙でA4・B5・B4なら50円、A3サイズやA4光沢紙なら80円、はがきサイズの場合60円がかかります。

普通紙とA4光沢紙での印刷が可能で、はがきサイズは現行のコピー機ではなく新型のコピー機でのみ印刷が可能です。

ファミリーマートの両面コピー(白黒・カラー)の値段

ファミリーマートの両面コピーは白黒の場合A3サイズまでは一枚あたり20円、光沢紙なら80円、はがきサイズだと40円です。

カラーの場合用紙サイズがA4・B5・B4なら100円、A3サイズと光沢紙だと160円、はがきサイズなら120円かかります。

新型マルチコピー機の場合、両面コピー機能などを利用すると小冊子印刷を行うことができますよ。

ファミリーマートのネットワークプリントの値段

ファミリーマートの全国どこからでも印刷できるインターネットプリントでは、通常の文書プリントの他に写真や証明写真、シールなどの印刷を行うこともできます。

白黒コピーの場合、普通紙ならA3サイズまでは20円、光沢紙なら80円、はがきサイズは30円かかります。

カラーコピーであれば、普通紙はB5・A4・B4サイズまでは60円、A3サイズなら100円、光沢紙は120円、はがきサイズだと70円で印刷することができます。

ファミリーマートの写真プリントの値段

ファミリーマートの写真プリントは、写真用紙の場合L判は30円、2L判は80円、証明写真は200円で印刷することができます。

シール紙ならL判は200円、2Lと証明写真は300円で印刷することができますよ。

キャラクターブロマイドや「ネップリ」を印刷する場合、赤みが強めに出る可能性もありますが、おおむね白飛びもなくイメージ通りに仕上がります。

ローソン｜白黒・カラー・両面・ネットプリントなどのコピーの値段

ローソンのマルチコピー機では、コピーの他にはネットプリント、シール印刷、行政サービスを利用することができます。

基本的に全国のローソンでコピー機を利用することができ、現行のコピー機は順次新型に入れ替えられています。

ローソンの白黒コピー・カラーコピーの値段

ローソンの白黒コピーは、一枚あたり10円で印刷することができます。

カラーコピーの場合、A4・B5・B4サイズなら50円、A3サイズの場合は80円がかかります。

ローソンのマルチコピー機だと、はがきサイズの白黒コピーやカラーコピーを利用することは出来ません。

ローソンの両面コピー(白黒・カラー)の値段

ローソンの両面コピーは白黒印刷の場合A3サイズまでは一枚あたり20円で利用することができます。

カラーコピーの場合は用紙サイズがA4・B5・B4なら100円、A3サイズなら160円かかります。

ローソンのマルチコピー機は、両面印刷もはがきサイズで利用することはできないので注意しましょう。

ローソンのネットワークプリントの値段

ネットワークプリントは、ウェブサイトに印刷データを登録した後に表示されるQRコードやユーザー番号を入力する形で、全国のローソンにあるコピー機で印刷できます。

白黒コピーの場合A3サイズまではすべて20円で印刷することができますが、はがきサイズの取り扱いはありません。

カラーコピーの場合A4・B5・B4サイズは60円、A3は100円で印刷することができますが、同じくはがきサイズの取り扱いはないので注意しましょう。

なお、新型マルチコピー機ははがき用紙や光沢紙、シール紙、写真用紙のネットワークプリントを利用することができます。

ローソンの写真プリントの値段

ローソンの写真プリントは、写真用紙の場合L判は30円、2L判だと80円、証明写真は200円で印刷することができます。

シール紙で印刷する場合L判だと200円、2L判は300円、証明写真は250円がかかります。

キャラクターブロマイドや「ネップリ」の場合、最も再現性が高く印刷することができると評判で、ブロマイドに関しては種類も豊富なのが特徴だといえます。

ミニストップ｜白黒・カラー・両面・ネットプリントなどのコピーの値段

ミニストップのマルチコピー機では、コピーやプリントのみが利用できますが、印刷にかかる値段は最も低いです。

他社コンビニと比べると機能は限定されていますが、その分操作もしやすいなどの特徴があります。

ミニストップの白黒コピー・カラーコピーの値段

ミニストップの白黒コピーはA4・B5・B4サイズまでは一枚あたり5円、A3サイズは10円となっています。

カラーコピーは用紙サイズがA4・B5・B4であれば30円、A3サイズなら60円かかります。

はがきサイズのコピーは対応しておらず、若干毛羽立ったような感覚はありますがムラもなく綺麗に印刷することができます。

ミニストップの両面コピー(白黒・カラー)の値段

ミニストップの両面コピーは白黒だと一枚あたり10円、A3サイズだと20円です。

カラーで印刷する場合は、一枚あたり60円、A3サイズであれば120円で印刷することができます。

両面印刷に関してもはがきサイズの取り扱いはありませんが、白黒コピーであれば他コンビニで1枚印刷する値段で両面の印刷することができますよ。

ミニストップのネットワークプリントの値段

他のコンビニ同様にミニストップでも、全国どこにいても原本なしに印刷することのできるネットワークプリント機能があります。

白黒コピーはサイズに関わらず一律10円でプリントすることができます。

カラーコピーの場合、用紙サイズがA4・B5・B4なら50円、A3サイズのみ80円かかります。

ミニストップの写真プリントの値段

ミニストップの写真プリントは、L判の場合20円、2L判なら80円、証明写真であれば100円で印刷することができます。

他社コンビニの写真プリントと比較しても安価で印刷できる上に、ミニストップの写真プリントは画質も良く専門店で印刷したような仕上がりになるので、人物の写真などを印刷するのにおすすめです。

キャラクターブロマイドや「ネップリ」の印刷に関しては、色味が濃くはっきりした発色と再現性の高さが魅力なのですが、種類が少ない点が特徴だといえます。

コンビニ以外でコピーができる場所と値段を徹底解説

リモートワークやオンライン講義などが当たり前になりましたが、それに伴って「そもそも自宅にプリンターがない！」という方や、「外出先で急遽コピーする必要が…」など様々なシーンでコピー機を利用する機会も増えました。

コンビニでマルチコピー機は使えますが、長い時間使うのは迷惑になりますし、利用者が多くすぐにコピーできなかったり、印刷物は他の人に見られたくないなどの問題も山積みですよね。

そこで、ここではコンビニ以外のコピー機が利用できる施設や、コピーにかかる値段を解説していきます。

コンビニ以外のコピー機が使用できる場所①：プリントショップ

コンビニ以外でマルチコピー機が利用できる施設と言えば、やはりキンコーズやアクセアなどのプリントショップでしょう。

ここではキンコーズを例に挙げますが、店頭でセルフ印刷の他にデータ入稿して印刷を依頼することも可能で、一部店舗を除き24時間営業しています。

製本作業やラミネート加工、用紙の持ち込みなども可能であるため、印刷に関わるおおよその事はできるといっても過言ではないでしょう。

プリントショップ(キンコーズ)の白黒コピー・カラーコピーの値段

コンビニ以外のコピー機が使用できる場所②：コワーキングスペース

コワーキングスペースやワークスペース、勉強カフェなどの有料自習室には、コピー機が備え付けであることが多いです。

こういった施設に設置されているのはマルチコピー機ではないので、白黒コピーやカラーコピーなどの「基本的な印刷」のみ行えます。

料金は施設利用費に含まれている場合がほとんどで、一部のコワーキングスペースなどではコンビニコピー程度の料金がかかることがあります。

コンビニ以外のコピー機が使用できる場所③：ネットカフェ

ここ数年で一気に需要の高まったネットカフェでも、コピー機を利用することができます。

ここでは快活クラブを例に挙げますが、個室内のパソコンからデータを送信してコピーしたり、USBを使用してプリントやスキャンのできるマルチコピー機が全店舗に設置されています。

仕事をする空間として非常に快適なので、コピー機を目当てとしつつ他の作業もここで行う、という使い方もできそうです。

ネットカフェ(快活クラブ)の白黒コピー・カラーコピーの値段

コンビニ以外のコピー機が使用できる場所④：スーパーや薬局

ショッピングモールやスーパー、薬局でもコピー機を利用することができます。

特にイオン系のショッピングモール・スーパーでは、WAONで支払うことができたり、コンビニ同様に住民票の印刷や写真の印刷も行えるようです。

おおよその店舗で10円からコピーできるようですが、一部の店舗では5円からコピー機を利用できる場合もあります。

スーパー(イオン)の白黒コピー・カラーコピー・写真プリントの値段

コンビニ以外のコピー機が使用できる場所⑤：公共施設

市役所や市民協働センター、公民館などの公共施設には、誰でも利用できるコピー機が設置されていることがあります。

図書館にもコピー機はありますが、図書資料の複写専用であることがほとんどのため、自由に使用できるわけではありません。

また、公共施設の場合17時以降の利用ができないことも多く、値段もさほど安いわけではないので、コンビニなどのコピー機の方が利便性が高いです。

実はコンビニ各社でマルチコピー機の入れ替えが進んでいる！

コンビニの複合型コピー機は一台で様々な機能が利用できるのですが、2022年からは機能が増え、さらに便利になっています。

セブンイレブンやファミリーマート、ローソンでは2022年に全国的に新型のマルチコピー機へと移行されました。

ここでは旧型から新型に切り替わることで、集約と増加する機能をコンビニごとに解説していきます。

セブンイレブン｜富士フィルム製のコピー機

セブンイレブンのマルチコピー機は、ファミマ・ローソンの2社と比べると大きく変わるわけではありません。

しかし、車いすユーザーでも利用しやすい高さであるとか、コールセンターの新設など「誰でも利用しやすい」コピー機へと変化したといえます。

マルチコピー機(新型)でできることとは？

セブンイレブンの新型マルチコピー機に追加された機能は以下の通りです。

今までなかった機能の追加や、初めてマルチコピー機を利用する人でも問題なく利用できるよう利便性が向上しました。

ファミリーマート｜シャープ製のコピー機

ファミリーマートのマルチコピー機は、実はローソンと同じシャープ製のマルチコピー機となっています。

新型コピー機は様々な機能が追加され、さらにプライバシー面での配慮や車いすユーザーでも使いやすくなるなど、大きな変化があります。

マルチコピー機(新型)でできることとは？

ファミリーマートの新型マルチコピー機に追加された機能は以下の通りです。

ファミマのマルチコピー機にはこれまで様々な機能がありましたが、新型に移行することでさらに多くのことができるようになります。

また、Famiポート機能・コピー機機能の集約や角度の調整できる操作パネルの追加など、「誰でも利用できる」ような配慮が特徴ではないでしょうか。

ローソン｜シャープ製のコピー機

ローソンのマルチコピー機は、ファミリーマート同様にシャープ製のマルチコピー機となっています。

新型のコピー機は、全国的に移行される時期が不明なのですが、多くの新機能とユニバーサルデザインなど大幅な変化があるようです。

マルチコピー機(新型)でできることとは？

ローソンの新型マルチコピー機に追加された機能は以下の通りです。

ローソンのマルチコピー機は今回、新型に移行することでさらに多くの機能が利用できるようになりました。

ヘルプ機能の一環として11言語から操作パネルの表示を選択できたりと、国内外の利用者が問題なく快適に利用できるように配慮されています。

【まとめ】コンビニのコピーの値段は？セブン・ファミマ・ローソンなど徹底比較

今回は、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップのコピーの値段を比較し、さらにコンビニ以外でコピーを利用できる施設や、コピー機の機能を解説しました。

コンビニ各社でコピー料金が最安なのは5円からコピーができるミニストップですが、それぞれのコピー機によってクセがあるので、印刷の雰囲気などに合わせて選ぶのがおすすめです。

コンビニのコピー機はその手軽さとコンテンツの充実度、全国各地で利用できるという点で大きな魅力がありますが、コンビニ以外でもコピーを取ることが出来るので、使用状況に応じてコンビニ以外のコピー機を利用してみるのはいかがでしょうか？