コンビニのトイレに携帯や財布を置いてきたり、コピー機の中に書類や免許証を忘れてしまったという経験はありませんか?
コンビニで忘れ物をした場合は、いつまで保管してもらえるのか、店内に忘れているかどうかをカメラの映像から確認してもらえるのかが気になるところでしょう。
そこで本記事では、コンビニの忘れ物の保管期間と、警察に防犯カメラ・監視カメラを確認してもらえるかどうかといったコンビニ豆知識を紹介します。
コンビニで忘れ物が多い場所TOP3や忘れ物をした場合の4つの対処法も解説しているので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
コンビニの忘れ物の保管期間はどれくらい?忘れ物の保管期間を解説
コンビニに貴重品などを置き忘れてきた場合に、保管期間がどれくらいなのかが気になるところです。
結論から言うと、忘れ物の保管期間は店舗によって異なるので、コンビニで忘れ物をしたと気付いた時点ですぐに問い合わせた方が良いでしょう。
まずは、コンビニの忘れ物保管期間の詳細や、保管期間が過ぎた忘れ物がどのように扱われるかを解説します。
コンビニの忘れ物の保管期間は店舗ごとに違う
コンビニの忘れ物の保管期間は店舗ごとに違うため、一概に「保管期間は◯日間です」とは断言できません。
貴重品の場合はしっかりと保管してくれているケースがほとんどですが、忘れ物の種類によっては長期間持ち主が現れないと処分されてしまう可能性もあります。
オーナーや店長の判断によって保管期間は異なるため、忘れ物をした際はなるべく早くコンビニに確認した方が良いでしょう。
コンビニの忘れ物は種類によって保管期限が変わる
コンビニの忘れ物は種類によっても保管期間が変わります。
店舗により異なりますが、スマホ・財布・免許証などの貴重品は即日~3日前後で警察へ届けられることが多いようです。
それ以外の忘れ物は数週間~1ヶ月ほど保管しておき、持ち主が現れない場合は警察に届けられるか処分されることになるでしょう。
コンビニでは忘れ物の保管期間が過ぎたら警察に届けられる
コンビニの忘れ物をずっと保管していてはキリがないので、一定の期間が過ぎると警察に届けられます。
何ヶ月も保管してくれるわけではないので、忘れ物に気づいたらすぐに心当たりのある店舗に確認しに行きましょう。
忘れ物の詳細を伝えれば警察署へ届けたことは教えてくれるので、もし忘れ物がコンビニから警察署に渡っている場合は、早めに警察署に取りに行くことをおすすめします。
【注意】警察にも忘れ物の保管期限がある!
警察による落とし物の保管期間は原則として3ヶ月間となっているので注意してください。
落とし物は1ヶ月ほど管轄の警察署で保管された後、持ち主が現れなかった場合は「警視庁遺失物センター」へ届けられます。
警察に届けられて3ヶ月が経過した場合、スマホやカードなど個人情報が入った忘れ物以外は拾った人の物になるので、すぐに警察署に届いていないか確認しましょう。
コンビニに傘や運転免許証等の忘れ物をした時の対処法をご紹介
コンビニで忘れ物をしたかもしれないと思った時は、焦らず冷静に対処することが大切です。
ここからは、コンビニに傘や運転免許証などの忘れ物をしてしまった場合の対処法4パターンをそれぞれ紹介します。
忘れ物をすぐに見つけられる便利グッズも紹介しているので、忘れ物をしやすいと感じている方はぜひ参考にしてみてください。
- 店舗に直接取りに行く
- 電話で直接問い合わせする
- 警察の落とし物ページを確認する
- 失物届を警察に提出する
コンビニに忘れ物をした場合の対処法①:店舗に直接取りに行く
コンビニに忘れ物をした場合の対処法1つ目は「店舗に直接取りに行く」です。
忘れ物をした心当たりのあるコンビニへ行って、自分が忘れたものが保管されていないかを店員さんに確認してみてください。
先ほど解説したように、貴重品の場合は返却に身分証が必要になる可能性があるので、持参することをおすすめします。
コンビニに忘れ物をした場合の対処法②:電話で直接問い合わせする
コンビニに忘れ物をした場合の対処法2つ目は「電話で直接問い合わせをする」です。
気軽に行けない距離の店舗であれば、電話番号をネットで調べて「忘れ物をしたかもしれないのですが」と問い合わせてみると良いでしょう。
忘れ物は時差で届けられるケースも多いので、電話の時点で届いていないと言われた場合でも、念のため連絡先を伝えておくことを忘れないようにしてください。
電話の問い合わせで忘れ物があると分かった場合、事情によっては着払いなど郵送対応してくれる店舗もあるので、店員さんに相談することをおすすめします。
コンビニに忘れ物をした場合の対処法③:警察の落とし物ページを確認する
コンビニに忘れ物をした場合の対処法3つ目は「警察の落とし物ページを確認する」です。
コンビニで一定期間保管されたあとに警察へ届けられていた場合は、警察の落とし物ページにあなたの忘れ物が記載されている可能性があります。
都道府県によっては忘れ物を検索できる落とし物ページもあるので、まずは管轄の警察署のホームページを確認してみてください。
コンビニに忘れ物をした場合の対処法④:遺失物届を警察に提出する
コンビニに忘れ物をした場合の対処法4つ目は「遺失物届を警察に提出する」です。
遺失物届とは、落とし物が警察署に届けられた際に持ち主に連絡してもらうための届出のことで、忘れた日時・場所・特徴を記載して提出します。
届出に記載した内容・特徴と一致する遺失物が届けられた際には電話で教えてもらえるので、貴重品などを忘れた際は早めに遺失物届を提出しておきましょう。
忘れ物防止タグを使えば忘れ物をしてもどこにあるのか確認できるのでおすすめ!
財布・スマホ・カギなどの貴重品の紛失が心配な方は、事前に「忘れ物防止タグ」を付けておくことをおすすめします。
忘れ物防止タグは別名「スマートタグ」とも呼ばれ、ご自身のスマホと連携することで忘れ物の位置を確認できるアイテムです。
キーホルダー・カード・シールタイプなど、様々な形状のスマートタグが売られているので、忘れ物をしがちな方は事前対策として取り入れてみてはいかがでしょうか。
忘れ物が無いと言われた場合はコンビニの防犯・監視カメラは確認してもらえる?
忘れ物をした際に、コンビニの防犯カメラ・監視カメラを確認してもらえるのかも気になるところです。
結論からお伝えすると、店長やオーナーがすぐに監視カメラ・防犯カメラを確認してくれる場合と、確認に警察の要請が必要とするケースがあります。
続いてはコンビニの監視カメラを確認してもらえるか、またカメラの映像が残らない注意すべき場所について確認していきましょう。
警察に要請すればコンビニの防犯・監視カメラを確認してもらえる
コンビニに直接「防犯カメラを確認して欲しい」と依頼した場合、了承してくれる店舗もありますが、一般的には警察からの要請が必要となります。
日本の場合は落とし物が善意で届けられる可能性が高いので、届くのを一旦待つことを勧められて、警察がすぐには動いてくれないケースも多いようです。
まずは、コンビニに防犯カメラ・監視カメラを確認できないか問い合わせてみて、警察の要請が必要であれば相談してみましょう。
コンビニのトイレなどには防犯・監視カメラが設置されていない
コンビニのトイレには防犯カメラ・監視カメラは設置されていないので要注意です。
当然ですが、トイレの中まで防犯カメラ・監視カメラで録画することはできないので、忘れ物があったかどうかを映像では確認できません。
トイレはカバン・財布・携帯などを忘れやすい場所ですが、防犯カメラ・監視カメラが使えないため、コンビニのトイレを利用する際は十分に気をつけましょう。
コンビニ店舗内で忘れ物が多い場所トップ3をご紹介!
ここからは、コンビニ店舗内で忘れ物が多い場所トップ3を紹介します。
忘れ物をしやすい場所だと意識することで忘れ物を防げる可能性が高まるので、ぜひ参考にしてください。
- トイレ
- コピー機
- 傘置き場
コンビニで忘れ物が多い場所第1位:トイレ
コンビニで忘れ物が多い場所第1位は「トイレ」です。
ポケットに入れていた財布や携帯電話を棚に置いたまま出ていってしまう方が非常に多いため、最も注意すべき場所と言えるでしょう。
先ほど解説したように、トイレ内に防犯カメラ・監視カメラは設置されておらず確認できないことからも、絶対にトイレでは忘れ物をしないように注意してください。
コンビニで忘れ物が多い場所第2位:コピー機
コンビニで忘れ物が多い場所第2位は「コピー機」です。
書類や免許証の写しを取るために利用する人も多いのですが、印刷後に原本を忘れて帰ってしまうケースが多いので、利用の際には気をつけてください。
コピー機の忘れ物は個人情報が漏洩する可能性も高いので、最後に必ずコピー機の蓋を開けて原本を回収しましょう。
コンビニで忘れ物が多い場所第3位:傘置き場
コンビニで忘れ物が多い場所第3位は「傘置き場」です。
特に、これから雨が降りそうだけど今は降ってない、雨が降っていたけど買い物中に晴れたという時には、傘の存在を忘れてしまう方も多いでしょう。
傘は比較的盗まれやすい傾向があるため、買い物後に外が晴れていたとしても、持ち帰るのを忘れないように注意してください。
コンビニで忘れ物した時の気になる疑問点について解説!
コンビニの忘れ物に関する情報を解説しましたが、いくつか疑問点が残っている方もいるでしょう。
最後に、コンビニで忘れ物をした時の気になる疑問点を大きく3つに分けてそれぞれ解説します。
- 忘れた運転免許証を取りに行くときに運転しても良い?
- 忘れ物を取りに行く時に必要なものは?
- 忘れ物を盗むと何罪?
コンビニの忘れ物の疑問点①:忘れた運転免許証を取りに行くときに運転しても良い?
コンビニのコピー機などに運転免許証を忘れた場合、車を運転して取りに行くのことは犯罪です。
道中で警察に見つかった場合、点数は引かれませんが「免許不携帯」として3,000円の罰金刑が課されてしまいます。
警察署に取りに行く場合は、電話での確認時に「車で来ないように」とあらかじめ注意されますので、徒歩・自転車・公共交通機関を利用して回収に向かいましょう。
コンビニの忘れ物の疑問点②:忘れ物を取りに行く時に必要なものは?
コンビニに財布などの貴重品を忘れた場合、取りに行く際に運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどの身分証明書が必要になります。
貴重品の場合は忘れ物の見た目やサイズ、中に入っているものなど具体的な特徴を伝えて、身分証を見せて返却してもらいましょう。
また、財布など身分証明書が入っている忘れ物を取りに行く場合は、電話や店頭で名前や住所を伝えて確認が取れたら返却してもらえることが多いです。
コンビニの忘れ物の疑問点③:忘れ物を盗むと何罪?
他人の所有物であると知りながら、忘れ物やその中身などを盗むのは「置き引き」という犯罪行為です。
置き引きは置いてある人の物を勝手に持ち去る行為のことを指し、窃盗罪または遺失物等横領罪に問われることになるでしょう。
窃盗罪は「10年以下の懲役または50万円以下の罰金」、遺失物等横領罪は「1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料」とかなり重い刑罰になります。
届けるつもりでうっかり持ち帰った場合でも置き引きとみなされる可能性もあるので、落とし物を見つけたら速やかに店員さんに預けましょう。
(遺失物等横領)
第二百五十四条 遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
(窃盗)
第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。出典:e-Gov法令検索
コンビニの忘れ物の保管期間はどれくらい?警察に監視・防犯カメラは確認して貰えるのかまとめ
今回の記事では、コンビニの忘れ物の保管期間や、警察に監視カメラ・防犯カメラを確認してもらえるかの詳細を解説しました。
特にコンビニのトイレ・コピー機・傘立ては忘れ物が多い場所で、監視カメラで確認できない場所もあるので利用時には注意しましょう。
コンビニによって忘れ物の保管期間は異なっており、警察に届けられることもあるので忘れ物に気付いたら早めに対処するのが賢明です。
忘れ物が多く不安な方は、スマートタグを貴重品に取り付けておくことで現在地を特定できますので、こちらの利用も検討してみてください。