コンビニで買ったおにぎりを冷蔵庫に入れたまま食べ忘れて、気付けば消費期限が切れていたという経験はありませんか?
うっかり消費期限を過ぎてしまったコンビニのおにぎりが、いつまで食べられるのか気になりますよね。
結論から言うと、コンビニおにぎりは賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
この記事では、消費期限の切れたコンビニのおにぎりが時間経過ごとにどこまで安全に食べられるのかについて詳しく解説していきます。
美味しさをキープするための保存方法や温め方も紹介していますので、消費期限を過ぎたおにぎりを安全に美味しく食べたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
コンビニおにぎりの消費期限はどのように設定されている?
そもそも、コンビニのおにぎりが何を基準にして消費期限が設定されているのか気になるところですよね。
まずは、コンビニおにぎりの消費期限の設定や賞味期限と消費期限の違いなど、基本的な情報から解説していきます。
コンビニおにぎりの消費期限は冷蔵庫保管で3日程度に設定されている
コンビニのおにぎりは「冷蔵庫で保存されている」という前提で3日程度の消費期限が設定されています。
コンビニおにぎりの消費期限に3日程度の余裕を持たせているのは、工場での製造から店舗に陳列するまでの時間差を考慮しているからでしょう。
そのため冷蔵庫で保存している状態であれば、消費期限から2日ほど経過していたとしても問題なく食べることが可能です。
しかし、あくまでも冷蔵保存されている前提での期限となりますので、常温で保存していた場合はできるだけ消費期限内に食べてくださいね。
そもそも賞味期限と消費期限の違いとは?
コンビニおにぎりなどの食品パッケージに記載されている賞味期限と消費期限ですが、似ているようで意味合いが大きく異なります。
- 賞味期限:未開封かつ適切に保存された状態で、「美味しく食べられる」期限
- 消費期限:未開封かつ適切に保存された状態で、「安全に美味しく食べられる」期限
つまり、賞味期限が切れていても多少味わいが落ちる程度で問題なく食べられますが、消費期限が切れた商品は食べると食中毒でお腹を壊すなどの危険性があるということです。
消費期限を過ぎて傷んでしまった商品は見た目・臭いが悪化しやすいので、大幅に消費期限を過ぎたものを食べることは避けたほうが良いですね。
消費期限は余裕をもって設定されているため期限が少々過ぎても食べられる
消費期限は商品の安全性を保証できる期間ですが、消費期限が切れたからといってすぐ食べられなくなるというわけではありません。
というのも、先ほども少し解説したように消費期限は余裕を持って設定されているので、保存状況や季節によっては少し期限を過ぎたとしても問題なく食べることができます。
もちろん消費期限は劣化が早い商品に設定されているため、消費期限からあまりに時間が経っているものを食べることは避けるべきでしょう。
【3,000円割引】冷凍弁当のnoshで毎日のカロリー管理・糖質管理をもっと手軽に!
食べたい時にすぐ食べられる、健康的で美味しいごはんが食べてみたくはありませんか?そこで、食習慣を簡単に変えられる理想の冷凍弁当「nosh(ナッシュ)」をご紹介します!
ナッシュは健康的な食事を手軽に続けられるサービスで60種類以上の豊富なメニューラインアップ!専属のシェフが料理を監修し、新メニューが次々と登場するので無理なく継続できます。
そんな手軽に栄養管理ができるナッシュを今始めると「最大3,000円割引」が適応されます!多忙な毎日の中で健康的な食事を準備したい方は、公式サイトからナッシュを今すぐチェック!
消費期限が過ぎたコンビニのおにぎりはいつまで食べられる?
結論から言うと、コンビニのおにぎりは適切な保存方法によって保存されている状態であれば、消費期限を数日間オーバーしていても問題なく食べることができます。
ここでは、消費期限を超えた時間ごとにコンビニおにぎりが食べられるかどうかの判別ポイントや、食べる際の注意点を確認していきましょう。
- 【消費期限から4時間】常温保存でも問題はなく食べられる
- 【消費期限から半日】常温保存ができていれば夏でも問題なく食べられる
- 【消費期限から1日】具材が生ものや腐りやすい場合は冷蔵保存していても破棄する
- 【消費期限から2日】冷蔵庫で保存していれば食べられる
- 【消費期限から3日以上】腐っていないかを確認して匂い・見た目に変化があれば破棄する
【消費期限から4時間後】常温保存でも問題はなく食べられる
おにぎりの消費期限から4時間経過したくらいであれば、常温保存であったとしても問題なく食べられるでしょう。
よほど暑い部屋に置いていたおにぎりでなければ、夏場の常温保存でも消費期限から4~6時間程度の経過であれば安全性に問題はないと考えられます。
そもそも消費期限からたった数時間で健康に被害を及ぼすような商品だったとしたら、コンビニとしても販売するリスクが高すぎます。
腹痛にならないためにも冷蔵保存をしてあることが望ましいですが、数時間経過したくらいならそこまで不安になる必要はないですよ。
【消費期限から半日後】常温保存ができていれば夏でも問題なく食べられる
コンビニのおにぎりが消費期限から半日経っていても、常温保存できていれば夏の時期でも問題なく食べられます。
真夏日にエアコンを付けずに過ごす人は少ないでしょうから、冷房の効いていた部屋に置いていたおにぎりであれば問題ないでしょう。
ただし、カバンの中におにぎりが入ったまま外出するなどして温まっていた場合は、腐るスピードも早いので避けておいたほうが良いですね。
よほど暑い状態にさらされていなければ、消費期限を半日過ぎたくらいのおにぎりは安全に食べられますので安心してください。
【消費期限から1日後】具材が生ものや腐りやすい場合は冷蔵保存していても破棄する
冬場の常温保管、もしくは冷蔵庫で保管されていたおにぎりであれば、消費期限から1日経っても問題なく食べられるでしょう。
たとえば辛子高菜や焼き鮭、塩おむすびといったような塩分の高いおにぎりであれば特に腐りにくく日持ちします。
しかし、以下のような生ものや腐りやすい具材の場合は、冷蔵保存していても消費期限から1日経過しているとかなり危険なので、注意が必要です。
- ツナマヨネーズ
- 辛子明太子
- イクラ
- おかか
- 味付け玉子
- 揚げ物・炊き込みご飯系
上記の傷みやすい具材のおにぎりを買う場合は長持ちしないので、なるべく購入したその日に食べ切るようにしてくださいね。
【消費期限から2日後】冷蔵庫で保存していれば食べられる
おにぎりを冷蔵庫で保存していた場合は、消費期限から2日経過してもほぼ問題なく食べられます。
先ほどご紹介した生ものや腐りやすい具材でない限り、コンビニのおにぎりは冷蔵保存で3日は安全に食べられるように消費期限が設定されています。
ただし、2日経つと具材によっては食べられないものも出てきますので、食べる前にはおにぎりの匂いや見た目の確認を忘れないようにしてくださいね。
安全に食べられる期間が伸びるので、家に持ち帰ったコンビニのおにぎりは基本的に冷蔵庫で保管することをおすすめします。
【消費期限から3日以上】腐っていないかを確認して匂い・見た目に変化があれば破棄する
おにぎりの消費期限から3日以上経っている場合は、冷蔵庫に保管していても腐っている可能性が高いです。
必ず見た目や匂いに変化が無いか、糸を引いていないかを確認したうえで、腐っている様子であれば破棄しましょう。
消費期限から3日以上経過しているおにぎりは「ほぼアウトに近い」状態なので、見た目や匂いに違和感がなくても心配な方は捨てることをおすすめします。
腹痛や食中毒になってしまうと大変なので、消費期限から遅くとも2日以内には食べきってしまうのがベストではないでしょうか。
コンビニおにぎり冷蔵庫や冷凍庫で保存しても大丈夫?保存方法や温め方も解説
保存方法を間違えてしまうとおにぎりが傷んでしまうため、正しい保存方法についても気になるところです。
ここからはコンビニおにぎりを冷蔵庫や冷凍庫で保存する方法や、美味しく食べるための温め方について解説します。
コンビニのおにぎりを冷やすと固くなる?覚えておきたい冷凍・冷蔵方法
コンビニでおにぎりが陳列されている冷蔵ケースの温度は約15℃であるのに対して、自宅の冷蔵庫の温度は2~4℃と若干冷え過ぎなことから、味が劣化してしまいがちです。
そこで、コンビニのおにぎりを冷蔵保存する場合は、温度が3~8℃の野菜室に入れておくと美味しさをキープしやすくなりますよ。
コンビニのおにぎりは水分が飛ばないように個別包装で密封されているので、おにぎりを長持ちさせたい方は冷凍保存をおすすめします。
海苔を一緒に冷凍して大丈夫かを心配される方もいますが、おにぎりの海苔には水分が含まれていないため、冷凍して状態が悪くなることはないので安心してください。
ツナマヨは冷凍に不向き?冷蔵や冷凍保存に向いているおにぎり・向かないおにぎり
結論から言うとおにぎりの具材によって、冷凍に向いているものと向いていないものがあります。
以下で具材ごとに冷凍保存の向き不向きを一覧にしてまとめていますので、おにぎりを冷凍保存する際の参考にしてくださいね。
冷凍に向いている | 冷凍に向いていない |
---|---|
・梅 ・鮭 ・おかか ・昆布 ・ワカメ ・野沢菜 ・高菜 ・のり佃煮 ・納豆 ・赤飯 ・炒飯 ・オムライス ・チキンライス ・とり五目 ・かやくごはん ・まぜご飯 |
・ツナマヨネーズ ・チキンマヨネーズ ・エビマヨネーズ ・イクラ ・ネギトロ ・天むす ・辛子明太子 ・生たらこ ・カツ、唐揚げ ・豚キムチ ・牛しぐれ煮 ・かき揚げ ・味付きゆで卵 |
水分が少ないものや塩分の多いもの、生ものではない具材は冷凍しても味が劣化しにくい傾向があります。
しかし、生もの系は温めた時に美味しくないほか揚げ物は脂が酸化して衣の食感が落ちますし、マヨネーズを使った具材は酢と油に分解されてしまうので、これらの食材を使用している具材は冷凍保存には向いていないでしょう。
冷凍・冷蔵保存で固くなったコンビ二おにぎりの温め方
冷凍・冷蔵保存によって固くなったおにぎりは温めることで美味しさを取り戻しますが、温め方にはいくつかの注意点があります。
- おにぎりの袋にハサミなどで小さな切れ目を入れる
- 熱めが好きなら500~600Wで20~30秒、生もの具材は500~600Wで20秒加熱
- 長く温めすぎるとごはんがボロボロになるため、加熱しすぎに注意
- おにぎり2つを同時に温める場合は30秒、生もの具材は45秒ほど加熱
- 玉子まるごと、種あり梅干しのおにぎりは温めると爆発する可能性がある
- 「温めずにお召し上がりください」の記載がないか必ず確認する
一般的なフィルム包装のおにぎりは袋ごと温められますが、中身を出して温めると海苔の湿気が取れてパリパリ食感が楽しめるのでおすすめです。
ただし、コンビニおにぎりを美味しく温め直すには「ほどほど」が重要なので、加熱のしすぎには注意してくださいね。
食べると腹痛に襲われる?コンビニおにぎりの消費期限を見極める3つの判断基準
消費期限を過ぎたおにぎりを食べるにあたって、安全性に問題ないかを判別するポイントを知っておくべきでしょう。
腹痛にならないよう、おにぎりが傷んでいないかをチェックする3つのポイントと具体的な判別方法を解説します。
- 酸っぱいような発酵した臭いがする
- 変色・ねばつきなど見た目が変化している
- 酸味、ベタッとした食感などの違和感がある
おにぎりの消費期限を見極める判断基準①:酸っぱいような発酵した臭いがする
消費期限が過ぎて傷みはじめたおにぎりは、鼻にツンとくるような酸っぱくて発酵したような臭いがします。
コンビニのおにぎりで酸味のある具材は少ないので、酸っぱい臭いは比較的判別しやすいのではないでしょうか。
袋から開けた段階ではわかりにくい可能性があるので、おにぎりを2つに割って具材の臭いを確認してみてください。
美味しそうではない不快な酸味を感じた場合はすでに腐っている可能性があるので、食べるのはやめておいたほうが良いでしょう。
おにぎりの消費期限を見極める判断基準②:変色・ねばつきなど見た目が変化している
おにぎりのお米や具材が変色していないか、ねばついて糸を引いたりしていないかなど、見た目の変化にも注意しましょう。
見た目は大丈夫そうでも、中の具材にカビが生えている場合もあるので、おにぎりの外観だけではなく割って中身を確かめることも忘れないでくださいね。
変色やねばつきなどはいずれも雑菌の繁殖によって起こるものなので、下手すると腹痛では済まずに重度の食中毒を引き起こしてしまう可能性もあります。
匂いと同様に見た目の変化もおにぎりの安全性を確かめるうえで重要な情報となりますので、消費期限が切れていたら必ず確認するようにしましょう。
おにぎりの消費期限を見極める判断基準③:酸味、ベタッとした食感などの違和感がある
見た目や匂いに違和感がなくても、ひとくち食べたときに酸味やベタつくような食感があればすぐに吐き出してください。
今まで食べたことのある具材のおにぎりであれば、安全な状態と危険な状態の違いがわかりやすいのではないでしょうか。
酸味やベタつきを感じるようであれば間違いなく腐っているため、絶対に飲み込まないようにしましょう。
セブンイレブンは販売しているおにぎりの消費期限2倍延長で食品ロスを削減
セブンイレブンは食品ロスの問題を改善するべく「おにぎりの消費期限2倍延長」という取り組みを行っています。
最後に、食品ロス問題を削減するためにセブンイレブンが行っている企業努力について確認していきましょう。
セブンイレブンでは消費期限を延ばし食品ロスも積極的に削減中!
セブンイレブンでは、食品ロスを削減する「エシカルプロジェクト」の一環として「おにぎりの消費期限2倍延長」という取り組みを行っています。
消費期限を2倍に延長する取組みを行うことでおにぎりの廃棄が5割減るという狙いから、2021年3月以降にはこれまでのおにぎりから消費期限の長いおにぎりへと商品の入れ替えが行われました。
エシカルプロジェクトはおにぎりの消費期限延長以外にも、消費期限が近づいている商品を購入することでnanacoポイントが多く貰えるなど、消費者にも嬉しい仕組みづくりによって食品ロスに取り組んでいますね。
セブン&アイグループはエシカルプロジェクトにより2030年に食品ロス半減、2050年には食品ロス75%減を掲げており、今後も様々な取り組みが発表されていくでしょう。
おにぎりの消費期限2倍に伸ばすためにセブンイレブンが行った企業努力
おにぎりの安全性を保ちながら消費期限を2倍にするため、セブンイレブンでは様々な企業努力を行っています。
- 生産過程でのムダを徹底的に省く
- 製造段階での雑菌混入をさらに厳しく排除
- 酸化防止する新しい包装フィルム
ただ単におにぎりに保存料を使用するのではなく、製造から販売の過程で品質を長持ちさせるといった様々な企業努力を行うことで、おにぎりの消費期限2倍に成功しています。
これらの企業努力の内容から、おにぎりの消費期限が長持ちしたと聞いて添加物が多くなったのでは?と不安を覚えた方も、安心して食べられるのではないでしょうか。
セブンイレブンではこのように安全で美味しく長持ちするおにぎりの製造にこだわっていますので、興味のある方はぜひセブンイレブンのおにぎりを食べてみてくださいね。
消費期限が過ぎたコンビニのおにぎりはいつまで食べられる?まとめ
今回の記事では、消費期限が過ぎたコンビニのおにぎりがいつまで食べられるのかを解説しました。
コンビニのおにぎりは冷蔵保存で消費期限から3日くらいは食べられるようにはなっていますが、消費期限が過ぎたものは必ず確認が必要です。
見た目や匂いに違和感がないか、また口にした時に変な味や食感になっていないかをチェックして、お腹を壊さないように気をつけましょう。
もちろんおにぎりは消費期限内で食べるのが一番美味しいので、なるべく早く食べ切ってしまうこと、またその日に食べないときは冷蔵保存しておくことが大切ですね!
なお、コンビニ飯にうんざりしている方には「nosh(ナッシュ)」が最もおすすめ!専属のシェフが監修している美味&健康なご飯が気になる方は、是非チェックしてみてください。